WHF神戸である。 つい1ヶ月ほど前、HOBBY COMPLEXという、WHFに大人の事情で非常によく似たイベントが同じ会場で行われたばかり。 イベントが多く開催されることは良いことだと思う。 しかも私が住んでいるこの神戸の街でこれだけの頻度で開催されることは、非常にありがたい。 けど、その分希少性は薄れたし、イベントにかける意気込みはやはりワンフェスには及ばないのであった。
まぁちょっと昨日は夜遅くまで出かけてたこともあって準備が十分でなく、朝はゲキレンジャーからプリキュアまでちゃんと見てから出てきたと言うことで、イベントに対するテンションはこれまでになく低い物になっていた。 それでも忘れ物など無くきちんと会場入りできるあたりは、経験のなせる技か。
今回のお手伝いも前回に引き続きHit君。 名古屋から参戦。 今回はいつもより30分ほど早めに入場しておいた。 それでも我々はかなり遅い方で、入ったころにはほとんどのところが設営終わってたりするんだよね。 地元だからってなめすぎか。
前回のワンフェスと同じ感じでブース設置。 写真をちゃんと飾ろうとして紙製の額縁を買ってきてたのだけど、黒い額縁か遺影っぽいとHit君に指摘された。 ま、どーでもいいや。 最近は会場に持っていくための展示用具を段ボールに入れっぱなしで部屋に保管しているため、前回の反省点が活かされずに次のイベントに使われちゃったりするんだよね。 写真の固定方法は相変わらず仮のままだし、台の下を隠す紙は相変わらずしょぼいまま。
それにしても、木目調のバックというのは、イイかなと思って作ったのだけど、ちょっと飽きてきたな。
次回のイベントまでには作り直すことにします。
…ってそれまでに思い立ったら、だけど。
と言うわけで開場。 ワンフェスと違っていきなり始まるので緊張感なんて無い。 開場直後、なんか目の前に人垣が出来た。 左の島にあった、ヤマトの凄そうなヤツがその列の向かう先らしい。 ヤマトにはあんまり興味がないので良く分からなかったけど、メカ物にこういう列が出来るってのはなんかガレキの世界もまだ捨てたもんじゃないなぁと思った。 でもこれ、1個数万円だよ? 皆さんお金持ちね。
ウチの中華さんはというと、開場直後に1個売れた。 個数も重要なのだけど、開場直後に売れるっての結構嬉しいことだったりします。 最初からこれを買うつもりで会場に来た可能性があるって事だし、そうじゃなかったら即決したって事だもの。 それが1人だったとしてもね。 「多くの人に読まれることよりも、たった一人の心に染み渡る物を」 と相田みつをも仰っております。
今回も日記を見て下さってる方々に来て頂いてありがたかったですよ。 けど他の方と話している時に来られると、ほとんど話せないんですよ。 せっかく遠くからこられた方もおられたのに申し訳ないです。 さらにWHFはブースが狭くて接客がしにくいですよ。 特に展示台を高く設定しているので、お客さんの様子はもの凄く見にくいのです。
そんな中、古株常連のKENCHANさんがEOS 40Dなんか持って来た。 うおお!そのCanonの最新カメラをココで使ったらどんな風に写るのか気になる! 触らせろー! Canonのレンズならココにもある、ボディだ、ボディの性能が見たいのだ。 そんな感じで自分のブースの前でバシャバシャやりまくってるから、お客が来ても対応出来なかったんじゃ…なんてことは絶対ありません!
ちなみにブースの中のHit君も役に立たず。 コヤツ、最近は暇つぶしを覚えたのか、イベント当日にコミック本を買って来て読みふけるようになった。 きらりんに続いて今度は「こどものじかん」にハマったらしく、買ってきたコミック全4巻を読破せんと夢中状態であった。 お客さんが「すいません!」と2回呼びかけても微動だにしないという始末。 それをブースの外から見たいわたさん、いきなり中の人に叫ぶ。
「オイてめぃ!仕事しろ!」
それでも動かないHi君t。仕方ないので大声で
「オイコラ!客だっつーの!」
冷静に考えるとかなり恐い。 私はブースの前にいたから、一般客にしか見えたとしたら、客がやる気のない店員にブチ切れているように見えたかもしれないね。
他にも、会場からサイト更新をするために持ち込んでいたノートPCで勝手にゲームをしてバッテリーを空にしてしまうなど、役に立たないどころか足まで引っ張ったHit君。 10年も一緒にイベント参加してきて、それはないじゃないか。 カメラ話に夢中で接客を一時的に放棄していた自分もアレだが。
けどそんな中、ご自分の製作された作品を見て欲しいと言われる方もおられて嬉しかった。 でも…実際写真で見せられても全然分からないです。 というのが正直なところ。 実際原型を見せてもらえれば、ちゃんとアドバイスが出来ると思いますので、せっかくなのでこういう機会に見せてもらえるとこちらも嬉しいです。
中華さんは結局6個売れた。 ウチ女性の方が2人。 これは完成品かと聞いて、キットだと知って買わなかった人が1人。 これは、この前のワンフェスと同じだ。
さて、今回はこの会場でもう1つの滝川紅葉が販売されていた。 同じ島に出店されていた「神聖マタンゴ帝国」というディーラーさんです。 これまで様々な方に原型を作って頂いた紅葉ちゃんですが、ついに私の手を離れてガレキとして販売されるまでに至ったようです。 版権フリーを掲げていたし、フィギュアの習作として適したデザインとしていたので、少しは期待していたのですが、本当になるとはねぇ。 いやはや、嬉しいことです。
あと、今回のお隣さんは「モホロビチッチ不連続面」さんでした。 ガレキ製作ハウツー同人マンガと、そのガレキを出展されているディーラーさんですが、実はこちら方とは以前顔を合わせてます。 去年春のWHF有明で、どうぶつの森の通信で青本さんって人とすれちがい通信したんだけど、そっからつながって同人誌を貰ってたんです。 その同人誌がここの作品。 詳細はその時のレポートに書いてるので見てみてね。 その後連絡も取る事もなかったけど、私と同じく本を執筆と言う形でフィギュアの作り方を広めたいという気持ちで活動する人として、忘れることはなかったよ。 そしてここでまた、めぐりあい宇宙する事になった。 こうして同じテーブルの上で2人が並んでいることは、なんか感慨深い。
あんまり喋る時間もなかったのだけど、なんかイイひとときだったな。
WHFは16:30までなんだけど、実際には16:00近くになったらみんな帰り支度を始める。 これはワンフェスでも同様だよね。 しかしワンフェスと違うところがある。 閉会前であってもスタッフがテーブルを片づけ始めてしまうのだ。 私がブースを去ったのは閉会直前であったが、この時すでにほとんどのテーブルが無くなってしまい、ほとんどがらんどうというスゴイ状態だった。 何もそこまで割り切らんでも…。
というか、最後まで店を構えるつもりでいても、となりそこらで机をガンガンしまわれてしまっては「早く帰れよ」と言われているようなものである。 閉会時間、もっと早めて良いんじゃないの?
その後はお約束でメイド喫茶で反省会。 中華街で腹ごしらえ。 で、帰る。 明日仕事だよ。