海洋堂 1/8 古式ゆかり (PARTY DRESS)

細部とか

 折角ですのでいらぬディテールアップをして破滅した部分をご紹介いたしますね。(^^;; 確かにして損はないのですが、苦労の多い割に報われていない気がします....。

☆ 前髪の削り込み 

 今回これで失敗してやる気なくしました。 極細リューターやナイフで徹底的に奥まで削れたのですが、結果おでこの表面処理を余儀なくされます。 これがまた大変でした。 狭くて出来ないんです。(泣) しかも途中で鼻やまつげをヤスってしまいさぁ大変。(爆死) 挙げ句の果てこぼした溶きパテが顔にへっついて滅茶苦茶に汚れてしまってます。(だから半年放棄してましたのよん) 締め切りに時間のある限り修正してみましたが、やはりいびつな感じですね....新品と較べると。(他にも同じの持ってる奴)

☆ ネックレスの自作 

 ハンズで購入したガラス玉を使いました。 当初宝石は削り取った物を再使用するつもりでしたが半年の間に紛失したので自作です。 オリジナルは丸形ですが、知らずに角形になってしまってます。 でもまぁ、いいでしょ? プラ版で宝石をはめる枠を作り、透明プラを加工した宝石をはめてます。 ガラス玉は塗装も楽になるし見栄えもアップ!って思いきや、実は以外に塗装とその後の接着が大変でした。 よって苦労の割に特はなかったです。 接着が大変なのは、宝石を付けるクリアランスの適度な確保が上手く行くかどうかが分かりづらい為です。 実はこの幅に合わせる形で宝石は加工してます。

 余談ですが、体を若干よじらせているらしくドレスと肩幅の関係がちぐはぐです。 言い訳ではありますが宝石と体の位置がおかしい感じです。 でも首との位置関係は正しいんですけどね。

☆ 両腕の接合部 

 キットのままでもなかなか上手い具合に処理されていますから問題ないです。 でも私は接着する勇気がない(弱い!)ので手を延長してはめ込めるようしました。 手袋を掘って、粘着テープで仮止めするだけでお終い。

☆ 手に持った薔薇の分離 

 えぇ〜? こんなん異常やわぁ! 絶対認めません。 死んでも分離させます。 葉っぱも同様です。 今時のAFVモデルでスコップが車体に一体成形されてたのと同じくらい衝撃的です。(笑) ただしこれも半年の放置の末、切り取った葉っぱが紛失。 更に自作したブツもなくし発狂。 ふと傍らを見たらジャガーモデルの木の葉セットが目について流用。 だから薔薇の葉はこんなんじゃないっすよ! なぁんて突っ込みはやめてくれぃ! 私は疲れているのだぁ!

 これも粘着テープの仮止めだからいつでも修正できます。 尚、薔薇の茎は真鍮線で再現し、はめ込んでいます。 この過程で自然と手のディテールが気になるので綺麗に両手ともに整形します。

☆ ドレス本体の裾や肩のヒラヒラ(?)の薄々削込み

 ドレスマニア(?)じゃないので詳しい構造は知りません。 多分こうした方がより現実的との判断です。 ”ひらひら”はリューターで丁寧に削ります。 やっておいて損はないでしょう。 またドレス本体の裾は分厚くて大変ですが、リューターやナイフ、ニッパーを使って切り崩していきます。 結構死にます。 ついでに正面の裾のある、折り重なったは部分はキットのママでは変なのでそれらしく裾が折り返した感じに作り直しました。(見えます?)

☆ ドレス本体とローブ(?)の境界けがきに、リボンとの隙間掘り 

 塗装の際にドレスとの境界が塗り分けづらいので深いモールドをけがき針で掘っておくと便利ですし、自然に仕上がります。 また背後のリボンは抜きの関係で上側の隙間がムクなのでちゃんと深い穴を掘ります。 これもリューターのご登場でした。 その後のヤスリがけを考えると相当大変な作業ですが、リアリティーではそれなりに向上します。 どうしても深い部分は整形出来ないので、そう言う箇所は溶きパテを多めに何度も流し込んで滑らかに充填しました。

☆ 省略されているイヤリングの再現 

 ゲームでは存在こそ確認出来るものの不鮮明だぁ....。全くもう、ぼーっとしてるんだからぁん! (あっ、画像がですよ!) そんなところに沙希ちゃんラブラブのレインボーダストさんからの密書により確認できました。(サンクス!) でもちょっと良い流用部品が見つからず、オリジナルとはかけ離れた出来ですがお許しを。 でもこれも仮止め状態なのでいつでも付け替えは効きます。

☆ 髪飾り(ただの花?)の変な線のような物体A(謎) 

 これってなんでしょうか? 無知な私をお許し下さい、古式さん。 延ばしランナーを切って付けます。 丸い先端は瞬着と硬化剤で固め仕上げました。 先端にちょんと付けては固める....の繰り返し。 

 以上で長きに渡る無駄(?)な苦労の多かった表面処理等が終わりました。 でわでわ、いよいよ塗装にレッツゴー!


[ レビューメインへ | 次へ ]