最近は缶入りサフは使わないでグンゼの瓶入りの1000番のをエアブラシで吹いて使用しているのですが、大量に調合して以来濃度を調整しなかった為に濃い目で吹いてしまい失敗しました。 これも長い間ラッカーによるエアブラシ作業をサボっていた報いですね。 極端に濃いと糸を引いたり、つまりやすくて目立つのですが、僅かに濃い程度なので感づきませんでした。 結果、表面はややざらざら気味....。 これならまだ良いのですが、濃いと凹凸によるざらつき具合に激しい差が出るので光を当ててみると滅茶苦茶な下地塗装をしたことに気が付きます。 当初知らずに塗装してしまい、途中になって一から下地処理をやり直すと言うマヌケ具合でした。 全てヤスリかけ直し! (泣)
さてさて、私のような亜流フィギュアモデラーではどんな色調に塗装して良いのか相変わらず分かりません。 各色は....
髪の毛 | : | 水性レッド+ワインレッド (艶消し) |
肌色 | : | ラッカーキャラクターフレッシュを下地に水性フレッシュとエナメルフレッシュでグラデーション (艶消し) |
ドレス | : | ラッカーパープル下地にパール少々 (半艶) |
ローブ | : | 上記のパープルをホワイトで薄めた物にパール少々 (半艶) |
ヒール | : | エナメルブラック(艶有り) |
台座 | : | ラッカーキャラクターレッド(半艶) |
その他 | : | 瞳に各装備品は主にエナメル |
こうしてみると結構変則的な塗料の使い方ですね。 今回は傷つけたり、汚れたりするのを嫌ってラッカーの使用頻度を増やしました。 また意識的に鮮やかで見た目に綺麗な完成品を目指したのもあります。 また全体的に艶は消し過ぎないよう配慮しました。 かなり自分らしさを捨てた塗装にしてみたのですがどうでしょうか。
制作時間は殆どが表面処理です。多分2週間いっぱいはかかってます。 塗装は1週間くらいかな? 健康上長々塗装はしてませんので、やはりいかにこのキットが表面処理に時間を食うか分かります。 でもお陰で気泡等は完璧に処理されていますよ、もうホント。今になって過去のを見ると結構荒い箇所を発見したりします。
また塗装に関しては特別問題のある箇所はありません。 ただし、ドレス部の塗り分けは時間をかけて丁寧にしましょ。 ここで下手っぴだと一気にリアリティー加減は幻滅します。 当初は一気に評判を上げた(?) モデラーズのゾルを使ったのですが....やっぱりゾルは所詮ゾルですね。 使えません!確かに剥がれ具合は最高なのですが、それが仇となり吹き付け後に境界のゾルに付着した塗料も一緒に剥がれてしまいます。 結果、綺麗な境界の塗り分けが出来ませんでした。 ピンセットで一々余計に残った塗料膜を剥がしてヤスリがけし直しです。 その後1日かけてマスキングテープで全て処理したのは言うまでもありません。
他には特記事項はありません。 今回も相変わらず自分のセンスの無さを痛感させられました。 どうやったら良いのか分からないんです。
とにかく丁寧に、綺麗に....だけを目指してみました。 なんか過去の作品と較べても成長してませんが、丁寧さだけならかなり違うんですよ。
また肝心のお顔は....退化しましたね、ハハハ。 実は去年の正月に片桐さんを仕上げて以来だったので瞳入れるときなんか怖くて出来ませんでした。 しかも明らかに下手になってる!(爆) 結局1日かけて悪戦苦闘の結果、なんとか見られる(私的には)ブツになりました。
でも結構プロの作ったの見ていても変ですね、瞳って。自然に見ていると 良いんですが、じっくりと理屈で見始めるとどんどん変に見えてくる。 だから責めてパッと見でまともに出来ていたら合格として諦めました。 やっぱりちゃんとした「瞳の研究」的な考察本欲しいっす!
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