これらをどの程度の妥協で済ませるかは愛情と時間と相談すべき問題ですが、少なくとも湯口の処理も兼ねて肩周りだけは丁寧に行きましょ! とにかく表面処理がこのキットの最大のポイントです。 大抵モデラー歴が長くなるに従って下地処理へのこだわりも向上していくでしょうから、なるだけこのキットは後に回すのが賢明でしょう。 無理して下手な出来ではお父様に申し訳がございません。 (もっともこのメタルスライムなキットを制覇することで多大な経験値が得られるとの情報も....)
とりあえずでかさの凶元であるロングスカートですが、当然の如くちゃんと合うわけがありません。 巨大な隙間はパテや瞬着で強引に埋めて行くしかないので頑張りましょう。 この継ぎ目はちゃんと処理しないと後でみっともないですぞ。 また胴体との接合部は、実物では縫い合わされていると思うので(未確認ですけどね)あまりしっかりとは接着せずに、瞬着を流し込む感じで軽く処理して置いた方が良さそうです。 (最もこれが原因で、塗装直前にもげてしまい泣きを見ました。今回こんな失敗ばっかししてて恐ろしくやる気をなくしつつ、レビューの締め切りに間に合うよう苦戦しまして)スカートの合わせ目と言い、内側からもしっかりと瞬着で補強しておいた方が良いでしょう。
さて、例によって私の場合ストレート組はしないです。ちまちまと細部を作り込んでみました。 ただ、思うにこの様な見地で制作するのはそれ相応の効果もあると思うのですが、もともと架空の人物である上に精密さうんぬんを超越した魅力が大切な世界だけにこの様な事にどの程度意義があるかは分かりません。 ただ、普段スケールモデルを作る感覚でついしてしまわないと落ち着かないのです。
では、嫌な(これで挫折して半年くらい放置してましたよぉ)表面処理は傍らにうっちゃって置いてどんなとこをいじくったのか書いてみます。
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以上でしょうか。他にもあちこちをけがき針で掘ってモールドをくっきりさせています。 ではでは、そんなところで次のページにレッツゴー!!....なんですが、ここまで読んでハタと感づいた方いらっしゃいます? そうです、やはり今回もパンチー他スカートの奥深い秘境(笑)部は塗装しませんでした。 この辺はもはや個人の思い入れや、模型に対する考えの違いとしか言えないでしょう。 ただ、私の場合見えないところはどんなに苦労しても外見的に意味がないので省略しています。
またスカートも半分くらいまでしかエアブラシのスプレーが届かないので塗装していません。
無理にしても奥の方に荒い粒子が堆積してしまい、足をはめる際に汚れますから。