今日から梅雨明けらしい。 本日7月18日は月曜日で祝日。 ワンフェスは必ず日曜開催だが、WHFはたまに祝日に開催されることがある。 しかしどうせなら3連休の中日にしてくれれば、遠くからの参加者も楽であっただろうに。
正直今回参加はかなり迷った。 セーラーさんは通販するつもりなので、無理にイベントに出る必要はないからね。 けど「この日までに商品をそろえる」という何かがなければ、自分はいつまで経っても行動しないだろうと思った事もあり、参加に踏み切った。
さて、今回はいつもやってくるHit君の方がまた都合が付かないとのことで、会社の同期に手伝いを頼んだ。 去年の10月に来て貰った人とは別の人ね。 ところがこの同期君、何を思ったか、不要になったガンプラ(ガンダムのプラモデル)を10個ほど段ボールに詰めて持って来やがった。 最近実家から送られて来て困っているらしい。 …ウチは中古トイディーラーじゃございませんが。
10時半に会場に着いた。
開始11時だから結構ギリギリ。
けどWHFの手続きは楽なので余裕。
特に版権とかがないから勝手に入って勝手に売るだけなんだなぁ。
ガンプラは「100円〜」と書いて机の下に積んでおいた。
会場15分前。
大手ディーラーの前に凄い列ができ始める。
毎度の事ながら開場前行列を規制しないWHF。
これはこれで仕方のないことだが、毎回何かを考えさせられる光景だ。
開場。 蜘蛛の子散らすように人が走る。 毎度の光景。 さて、ウチはと言うと。
今回は10個販売予定だったが、手持ちの紙袋に余裕があったので13個持って来た。 セーラーさんは神戸では既に2回売っている。 もう少し需要はありそうな感じだが、前回は完売するまでかなりスローペースだったため、今回完売するのは苦しいであろうと言うのが私の予想。
開場15分、1個目が出る。 そしてその5分後、ゾックとビグザムが出る(ガンプラ)。 あーガンプラ売れちゃってるよ。 なんてこった。
今回はあまりお客さんの動きに特徴あるモノはなかった。 あまり感想とか喋ってくれる人もいなかったので…。 それでもいくつか売れたわけだけど、すでに3回目って事でセーラーさんを知ってて、今回の機会に買ったっていうパターンの人が多かったのかな。 ここで初めて見て買ったって人は、もういないのかもね。
それにしても「いつもHP読んでますよ」と言ってくれるお客様には励まされる。 やっぱそう言うのがあるから、イベントには参加しておきたくなるんだよなぁ。
ところでお隣のブースは誰もいなかったのだが開場しばらくしてからやってきた。 10代らしい女の子2人のディーラー。 小さいサイズのオリジナルフィギュアを売っていた。 ここの島はオリジナル販売のディーラーが固まっているので必然的にこうなる。 なぜかスケッチブックを持っていたところを見ると、同人誌方面から入ってきた子たちだろうと思う。 状況的には苦しかったみたいだけど、こういう若年層にフィギュア作りを始めたいという意識が広がっている事を実感して嬉しくなった。 頑張って下さいね。
14時を回ったくらいから、早いディーラーさんは撤収を始める。 ウチも長居をする気はなかったのだが、最近のイベントの傾向として、後半になってからすこーしずつ売れ始めるというのがあって、なかなか引き際を定めにくい。
15時を回る。 いくつか撤収したところもあるが、ほとんどのディーラーは残ったままだった。 大部分は最後までブースを構える気なのだろう。 私もこのまま最後までいても良かったのだが、今回つきあわせてしまった同期君に悪い気もしたのでここらで引き上げることにした。
結果、売上8個。 前回までにここで既に24個も売っている事、今回値上げした事を考えれば、まぁこんな物だろうと思う。 けど、もう苦しいな。 次回は新作無しでここに参加は出来ないだろうと思う。
ガンプラの方はあとジオングとアッガイが売れた。 残りは段ボールに詰めて今回来なかったHit君に送りつけておいた(酷)。
さて、今回いくつかのディーラーさんの卓上に「瞳-hitomi-」という本が置いてあった。 これはマリア書房というところが出している、様々な人形をテーマにしたムック本。 かなりマイナーな本なので、普通の書店には置いてなくて、書店で見つけるのは結構大変。 神戸でも三宮のジュンク堂書店(4フロアある超大型書店)で唯一あるだけだ。
私は何でこの本知っていたのだけど、それは数ヶ月前にマリア書房からメールを貰ったからなんだけどね。 最新号でフィギュアの特集をするって言うので、フィギュア関係のサイト持ってる人に情報提供を呼びかけてたみたい。
で、最近その最新号が発売となったってわけ。 とりあえず私も読んでみたけど、なんせ対象読者がオタクではないので、構成がだいぶん違う。 原型師の「こう言うのを目指していつも作っています。」「こういう自分でありたい。」みたいな文章が中心で、作品ではなく作者にスポットを当てている。 原型師の人生観みたいな物が少し見え隠れして面白い。
けどこんなのを読んでいると、どうしても自分はどうなのかなって考えちゃうな。 まぁ自分はアマチュアなんで本業さえしっかりしてれば迷うことなんて無いのだけど、趣味だからこそ本気でいたい部分もあったりして。
自分は残念ながらトップクラスの原型師ではないし、そうなる事は現在の環境では物理的に無理っぽいという限界を感じつつあるわけだが、逆に自分になら出来ることとか、自分にしかできないことは何であろうかと考えることもあったり。
イベントを覗くたびに、自分の造形を考えさせられるなぁ。