前日は台風だった日本列島だが、今日は穏やか。 いつもと同じように、Hit君が名古屋から応援に来てくれるところだったが、当日になって体調崩してドタキャン。 しかたないから家でおとなしくプリキュアでも見てろと言うことになり、1人で参戦することになった。
この時点でやる気消沈。 もともと事前準備もテキトーで、イベントは「こなす」雰囲気だった今回だが、1人になってしまってますますテンションは下がる一方...。
プリキュア後、ポートアイランドへ向かう。 まぁ1時間くらいか。 東京に比べたら楽ちんだなぁ。 搬入口から自分のブースまでの道のりの間だけ他の作品を見ただけで、あとは準備に専念。 1人しかいないけど、手続き上は2人なので椅子とパンフレットは貰っておいた。 やるせないので、椅子の上にHit君の遺影でも飾っておくかと思ったが、そんなネタを準備する時間もないし、やったところで誰も分からない。
準備完了。 …やることがない。 この状況で話す相手がいないというのは結構苦痛。 仕方ないのでノートPCの電源を点けたり入れたり...。
ところで、WHFはワンフェスに比べると卓のスペースが半分くらいしかない。
それは良いんだけど、卓の島の角になる部分ではテーブルとテーブルの間隔をもっと取って欲しいと今回切実に思った。
1スペース2人分椅子を置くと、角のスペースでは椅子の置き場所が干渉する。
ブース内は非常に狭い...。
11時。 開始になった。 人が走る...。 っても走るのは一般入場者のみだけど。 開場前行列を規制していないから。 まぁ、規制しても意味ないけど。
セーラーさん、いきなり2個続けて売れる。 イイ感じ。 が、調子が良かったのは5個目くらいまで、そこで一旦売れ行きが止まった。
時々売れていくが、行列が出来るほどの売れ行きでもないので、ヒマヒマモード。 1人なのでブースを離れることも出来ず、ケータイでメール打つくらいしかやることがない。 そういえば会社の同期でこのイベントに行ってもいいみないな事を言っていたヤツがいた事を思い出し、メールで呼びかけてみる。 何通かメールを交わすうちに来る気になったみたい。 けど、1時間はかかるだろうから、またヒマモードだ。
それにしても1人でいると隣のブースの会話とか全部聞き取れてしまうので、結構うるさく感じる。 こっちも話し相手がいたらそんなことは思わないのだけど。 …だんだん苦痛になってきたので、作りかけ原型を取り出して削り始めた。 ちなみに隣のブースの人は完成品販売のディーラーさんだったので、こんな事をやってる私をどう思ったかな。
1時くらいになって、同期登場。 話す相手が出来たのでそっからは楽。 見学のルールとか、そう言うのを教えたり、そいつが撮ってきた写真をプレビューしたりして遊んでた。
午後になって売れ行きは下がることはなく、ゆっくりと売れていき、1時50分にて完売した。
さて、女性客へのウケもいいセーラーさんだが、今回は特にその傾向強し。 女性の方は、結構感想がストレートというか、感情を表に出す方が多いので、売る方も気持ちが良いですな。 2人以上の組で来る人が多く、その場で感想を喋りまくるので、今回はかなり参考になったというか、そんな感じ。
男性の方は、技術的な面においての感想や質問が多いのに対し、女性の方は、かわいいとか好きとか感覚的なことを言うので、自分が伝えたい抽象的な部分が伝わってるって事が確認出来て嬉しく思えるんですわ。
さらにこんな方もいた。 女性...どう見ても戦前生まれ。 セーラーさんをまじまじと見て、ブースを離れたり、近づいたりを繰り返したりしてた。 良く見たら、老夫婦のお客だったらしく、更にその息子と思わしき人がいて、それに付き添っていた方のようだ。 もちろん息子っても、かなりいい年齢の方でしたが。 結局その息子(かどうかは知らんが)の方が買っていったんだけど、その余裕でフルムーンなお嬢さん(みのもんたカヨ)は「綺麗に出来てるね。」と感想を残していってくれました。 (さらにフリルに触っていきましたが。(゚Д゚)/
改めて、セーラーさんの凄さに気付く。 性別は愚か世代まで超えてその魅力を感じる事が出来るのだ。 そんなフィギュア聞いた事ねぇ。 そんな物を自分は作ったのか。 以前から、アキバ系以外の人間にもその価値が分かる人形を作りたいと思っていたが、その指標みたいなモノがちらっと見えた気がした。 多分自分はこの路線で間違っちゃいないみたいだ。
それにしても、そういう、濃い層でない人達に買ってもらえるとなると、さらにガレキとしての品質が気になってしまう。
フリルの部分を褒めてもらえてるのは嬉しいんだけど、それがきちんと抜けていない箇所が多くて...。
それに魅力を感じて購入してもらったのに、肝心のそこが不完全じゃぁ、詐欺も同然じゃないか。
その辺断って渡したお客さんには、キットを見て「これくらいなら大丈夫ですよ。なんとかなりますよ。」と言って頂いたのですが、全てがそう言うレベルの人達でもないだろうし。
褒められるほどに葛藤を感じてしまうやるせなさ...。
完売後は同期に店番を任せて全体を見て回る。 内容は製作記の方に記載ということで。
2時半で撤収。 けど、直前まで写真を撮る人がちらほらいたりして、いつもみたいにマッタリしていなかった気がした。 午後回ってから来るお客さんも結構いるみたい。 今後はもっと長くいた方が良いかもね。
次回神戸はGWだろうけど、1/3に小さめのWHF神戸をやるんだそうな。 当日版権はナシっていうことらしいんだけど、どういう意図? こんな時期にフィギュアイベントなんて行けない人多いだろうし、どうしてここで無理して行う必要があるのか疑問を感じるが...。 いずれにしろ私は実家に帰るので無理。 1/3に名古屋でWHFとかだったら行くけど。
三ノ宮まで同期と一緒に移動。 解散後は、DVDとか本とか買って帰った。 メイド喫茶行ってないよ。