今回の結果 (売上数/持込数)
ワンフェスに来る人は毎回同じではないので、前回までに見ていない人がこれを見て買ってくれる人もいるかもしれないと思ってたが、そういうこともなさそうだ。
次回は申し込むのを控えようかなぁ。 次に作るネタがないわけではないが、次回までに出来るかどうかは分からない状況はこのまま。出来れば出すし、出来なければ再販だけで参加すればいいか、という気持ちでここ数回は参加してきたけど、だんだんそういう体制で参加することが苦痛になってきた。
今でも「かわいい女の子フィギュアを作ろう!」を持っている人が、実物の滝川紅葉を見て感激するという場面もあるし、筆者がここにいると言うことで、声をかけて下さる人もいる。こういう場面があると、自分がここにいる事に意味はあるなぁと思うのだけど、それでワンフェスに参加したような気になっている状況は自分のためにならないね。
やっぱり「ワンフェスに参加したいので何かを作る」という精神が必要だと思う。
さて、毎度のことながらワンフェスガイドブックの宮脇専務の挨拶文に触れてみる。 今回は大学や専門学校でフィギュアを扱うようになって、そういう人が良い物を作ってくる時代になったという話。
思えば私はフィギュアの作り方が分からずに苦労したという体験からフィギュアの作り方の本を書こうと思った経緯があるわけだけど、今はそういう時代から変わりつつあるのかもしれない。 それだけプロ原型師になりたくて原型を作っている人たちが多いってことなんでしょうね。 なんだか、ガレージキットはどんどん供給過多な状況になっていくんじゃないかって気がするんだけど、どうなんだろうか。
まぁ、いろいろ考えるけど、今回はワンフェス前日に行った平櫛田中彫刻美術館で知った岡倉天心の言葉を深く心に刻んでおきたいと思う。
「諸君は売れるようなものをお作りになるから売れません。売れないものをお作りなさい。必ず売れます」