前回はエホバだったが今回は創価。 |
正面ゲートにて降車となるが、搬入ゲートは裏側なので実は凄く遠回り。 人の流れに逆らってコンビニへ立ち寄り、食糧を買い込んだら搬入ゲート通過。 9時前ギリギリ。 自分のブースを確認後、受付を済ましたら、先に送っておいた荷物の受け取りへ。 指定の場所に行ったら、今まさに会場の隅に片付けられようとしていた。 もうちょっと早く来ないとなと思うわけだが、多分来年もこの時間だろう。
自分ブースまでの距離の遠さに驚きながらも荷物を運んで設営開始。 で、9時50分設営完了。 我ながら時間のムダがないスケジュールだ。
ところで今回各ブース卓に某イベントの缶バッチが2個置いてあった。
チラシを置いて行くのはまぁいいとしても、こういう燃えないゴミは配らないで欲しいな。
捨てるのが面倒じゃないか。
開始時間10時。 自分のブースに戻れの放送、そして「まもなく開場時間の10時となりました。」と言う毎度文法のおかしいアナウンスの後、イベントはスタート。 今回は走るなと言うアナウンスは無かった。 けど今回、そんなに走る人はいなかったように思えた。 ウチのブースの前だけかな?
開場直後、それは最もヒマな時間。 真っ先にウチに来る人なんていないからね。 相方のHit君には今のうちに外を見て回って来てもらうことにして、1人でいろいろカメラのセッティングとかをして時間を過ごす。 右隣のディーラーさんで何かが完売していたようだが、別に気にもならない。
この展示台は4体が限界なので、一番古株のセーラーさんは控え室に入ったまま。 |
そんな中でも、ウチのブースを初めて訪れたであろう人から「この本を読んで助かりました」な声を頂くから、軽くテンションが上がって来る。 この本を読んで顔が作れるようになったらしく喜ばれていた。 本を出してからすでに5年も経過しているし、もういい加減この本と滝川紅葉の展示は取り下げてもいいんじゃないかと思っているのだが、まだ意義はあるらしい。 うちの看板みたいな物ですかね。
12時を回った。 いろんな人が立ち止まっては去っていく。 立ち止まって、写真を撮って、よく見て、ちょっとブースを離れて、また近づいて、そして去っていく人がいた。 あぁ、あの人は買おうかどうか迷った挙句、買わなかったんだな。 しかしあの人のには何かしらの印象は残っただろう。 あの人の今後に何かしらの影響があればいいなぁ。
自分は今、たくさんガレキを売りたいのではなく、たくさんの人の心に響くものを作りたいと思っている。 けどそれは数値では示しにくい。 ワンフェスに参加して残る記録はいくつ売れたかと言うことだけ。 しかも良いと思ったらすぐ買う人ばかりではない。 金銭、スキル、環境など、良いと思っても買えない買わない事情もあるだろう。
人の反応には、1.何も感じず通り過ぎる 2.立ち止まって見る 3.写真を撮る 4.食い入るように見る 5.購入する てな位のレベルがあると思う。 5.の人が増える事は確かに嬉しいが、4.の人の数と言うのも結構自分の中では重要。 もしかしたら、5.の人よりも4.の人の方が強く心に残ったかも知れない。 自分だって、5.に至ったが、結局どこかにしまって以降見ていないものが結構ある。 人間は、一度手に入れてしまうと興味を失うのだ。
1.の人を2.に、2.の人を3.に、3.の人を4.にできるように頑張ろうと思う。 単に5.の数が増えなかったとしても、前よりも4.以下の人が増えたのだとすれば、それは自分の中では成功。 それを確かめるためにはお客さんの反応を観察するしか手立てが無いのだが、私もずっとブースに座っているわけでにいかないんだよね。
時乃さんと同じポーズを取ってくれたんですね。 |
一緒に付き添っていた人が話してくれた。 その人はアニ顔の面作りが専門の方で、こちらのディーラーで参加されてたようです。 こちらの和服の方はオリジナルキャラクターの紫苑さんっておっしゃるのだそうですが、どうも中の人が時乃を見たいとの事でこちらに寄られたそうです。
…そうでしたか、完成してなくてすいませんが、楽しみにしていただいていた人(?)がおられたということで嬉しい限りですよ。 和服、そしてこの顔で時乃とにらめっこしているかのように対峙する姿はなんか物凄くシュールと言うか素敵なカンジでした。 カメラ向けたら同じポーズをとってくれましたよ。
うーん。なんだろうかこの満足感は。
そういえば前回もウチのブースの後ろの方々がプリキュアのきぐるみで売り子してたが、ちょっと最近この手のヤツに縁があるのかもね。
12時半を回った。 そろそろ撮影に出かける事にする。 今回の会場全体のブース配置は、長い会場のど真ん中を貫くように中古トイディーラーを配置しているようだ。 ガイドブックの宮脇専務のお言葉によると、前回中古トイとガレキをシャッフルしてみたのだが、不評だったのでやめましたとの事。 確かにドール系やスケールモデル系は一箇所に集まっていたのが分かったけど、なんでガレキディーラーが中古トイディーラーに真っ二つにされなきゃならなかったのか。 何らかの意図はあったんだろうが、理解不能だった。
無目的に回っても最近大して枚数を撮らないので、今回はいつもTwitterでフォローしている方々の作品は最低限撮っていこうと決めて回っていった。 ブースの中の人と会話するわけではないが、こうして実際間近で作品を見ると、その人のことが良く分かる。 原型師なら、フィギュアを見てその人の人生観を感じ取れって感じですかね。
ところがあるブースで写真を撮っていたら「いわたさんですよね?」と声をかけられた。 首からぶら下げているディーラー証を見て分かったんじゃなくて、顔見て分かったんだって。 私の書いた本を読んでくれてたみたいで、ここでもとても助かりましたって言われちゃった。 こんなにうまい方にも自分の影響が及んでいるとはちょっと驚き。 素材の話とか、いろいろ会話が弾んだよ。 自分が分かっていないだけで、意外と私と言う人がこの日うろついていたのが分かった人が何人かいたかもね。 ちょっと派手な服着てたし。
さて今回はちょっと和服について調査してみようということで、会場内の和服の作品を集めてみた。 和服っぽいデザインのキャラとか、デフォルメされたものは除外して、純粋な和服作品。 実は意外にも少ない。
これで全部だったと思う。 他にもあったかもしれないが、自分が見つけられたのはこれだけだった。 毎回、いくつか新作が出るのだけど、それでも絶対数は少なく、やっぱりニッチなジャンルだよな。 これからも頑張りたい。
そんな感じで、いったん途中で自分のブースに戻ったりもしたけど、全部見終わるのに計4時間はかかったと思う。 これだけ広いってことは、やっぱり同じブースに2度来る人は皆無なんだろうな。
トリイレブン メイver1.1 |
あいまいみまい 高苑真夜 |
今回は2体ガレキ買った。 1つはトリイレブンのメイver1.1。 WSCの作品だけど、改修してまた出したという心意気に惚れた。 オリジナルをやっている人には、こういうカッコ良さがある。
もう1つはあいまいみまいの高苑真夜。 顔だけで勝負しようなんてかなりの男意気。 顔だけなのになんか凄いパワーを持っている感じがした。 ちなみにこのキャラは知らなかったんだけど「幻影博覧会っ」てマンガのキャラクターらしい。 物語は大正時代っていう設定で、この子は和装もするんだって。 じゃ、時乃の体にくっつけたらちょうどいいんじゃね? スケールも同じくらいだし。
なんてこった違和感が無い。 むしろ自分の作った頭部よりもこっちの方がいいんじゃないかと思うくらいに。
フィギュアでは珍しく前髪のボリュームが無いのがいいよなぁ。 なんかもうこれくっつけて売りたくなってきたよ。
さすがにそれは無理か。とりあえず頭部少し改修しよ。
16時50分。 片付けを開始してたら、なんか2人組の方が現れてサインを頼まれた。 しかも3つ。 まだそんな需要がありましたかね。 1つは私の執筆本だが、あとの2つはワンフェスガイドブックに書いてくれとの事。 私に会った事=ワンフェスの思い出だということだろうか。 それとも単に適当な紙が無かったのかな。 それにしても表紙にサインしたら私がガイドブックの表紙を描いたかのようだ。
こちらの方々もディーラー参加されている方で、今回1体売れたとかで嬉しそうでした。 幸せを与える事が出来ましたかねー。 ちなみに私の本は参考になったんだけど、手だけは本の通り行かなかったんだって。 あー…、そうかもね。 そうだよ多分。 ハウツー本なんて所詮は始めるきっかけくらいにしかならないんだから。
とかしゃべっているうちに17時を回ってワンフェス終了。 今回は佐川が遠いこともあって、ちょっと前回よりも時間が掛かり、17時50分に会場を出た。 18時01分の快速に乗りたくてかなり急いで駅まで歩いた。 滑り込みで乗れましたよ。 まぁ、別に次の電車で間に合わないわけではなかったが。
舞浜で乗ってくる客を見て思う。 次回からディズニーランドの袋を持ってワンフェスに行ってみるというのはどうだろう。 何も意味は無いが。
東京駅から新幹線。
家に着いたのは22時40分。
嫁は現在実家へ行っているので家に一人。
とりあえずいろいろ整理をしよう。