海洋堂 1/8 館林見晴(制服)

MATさんのレビューです(感謝)。

 今さら…で申し訳ありませんが、1st館林です。 ソンな古いモンのレビューなんぞもーいらんわ! でしょうが、ちょとまって下さい、まだ押し入れの中に「そのうち作ろ〜」とずっと熟成?させている人がいるかも知れませんので、そんな人たちにぜひ伝えておきたいんです。

 写真見てもらえば判りますが、雰囲気が違うでしょ? フツーの完成見本とは視線を反対にしただけでなかなかいい感じになります(私デジカメもってないんで、FUJIXのFOTOVISIONという35ミリ銀塩フィルムをビデオ入力でテレビ画面に取り込んで確認するやつで無理矢理撮影したので画面が滲んでて見にくくてすいません。しかも超近接用レンズなので半身画像より全身画像の方がピントが悪いと言う、マクロレンズ持ってない普通の人の投稿写真と逆の状態です)。

 このキット、もともと大変良く館林の雰囲気をとらえたすばらしい製品だと思いますが、視線を下向きにすることによりときめきドラマシリーズ第三弾で見せてくれるであろう(また人気再上昇するんでしょうねえ)彼女の一面が表現出来たと思います(と、本人は満足しております)。

 実はコレ、ず〜と昔に作った物で、私はいつもパーツ洗浄するまえにシャーペンで瞳をあーでもないこーでもないと試し書きして仕上がりイメージを頭にいれとくのですが、その時「おお、こっちの方がえ〜がな〜!」と思い、完成してからも私の考えに間違いは無かったと一人で納得しております。 いろいろの方向から見ても不自然さは無いようなので、このキットの顔の造型が良くで来ている証拠だと想います。 中にはある一定の方向からしかじゃないと似て無いとか、瞳がこの向きがこうでないと変とかいうモデルがありますが、そー言った物は原形の立体表現のずれだとおもうんですけど…(平面のものを立体化するのだから無理もないですけど。あしたの〜とかサイボーグ〜のジョ〜なんか特に)。 とか言いながら、私が作ったの もほんの少し左の瞳が小さかったかな〜と、反省してます。

 製作の注意点ですが、問題のない作りやすいモデルだとおもいます。 かなり前に作ったので実はあんまり覚えてないんです…。 ただ髪のパーツの細いとこ折らないようにすることぐらいかな〜当たり前ですけど。 気泡?どうだったかな〜? あったら埋めるしかないですモンね〜。

 私はサフ吹きの前に気泡が出にくい様、メタルプライマーをリターダで溶いた物を筆で塗り、乾燥する前にサフ吹きする様にしてます。 こうすると少しはブツブツ出るのマシになる様です。 それでも出てくる気泡は溶きパテ擦込むしかないですが、そのペーパーがけのとき慎重に下地のプライマー層まで削り落とさない様にしないといつまで立っても輪廻転生です。 気泡処理の決定的な楽する方法は無いんですかね。

 しかしタミヤパテ、ど〜も好きになれません、時に色が。 これではホワイトサーフェイサーが使えないじゃ無いですか。 かといって他社の白いのはネチャネチャのうえ、完全乾燥なかなかしないのでほとんど使い物になりません。 十五年から二十年くらい前、ヤマトのプラモが百円だったころ(若いモデラーには「?」でしょうけど)たしかメーカーはタカラだったように記憶してますがクリーム色のプラパテが発売されてました。 それがまた粘度、硬化速度、硬度、プラへの食い付き全てが最高によかった覚えがあるんですけど、今再販したらガレージキットの根強い人気の中、絶対売れると思いますがこのパテの事覚えている人います?

 髪止めはホビーショプや東急ハンズで売ってる透明パーツにしてクリヤーイエローで塗るだけでそれっぽくなりましたね。 実際の女の子、黄色いプラスチックの玉より透明の玉の髪飾りに普通するでしょう。 でもリボン紐、赤なんだそうですね…当時なに調べても判りませんでした。 それ以外の製作にかんすることは…ここのホームページに載ってますね、今さら私なんかが書くことありませんが、このキットは制服のモールドのケガキが不十分でサーフェイサーで一部埋まってしまいました。

 また愛情を込めた点としては、御多分にもれずスカートは脱着式になっていて下には○×○×のおパン…のいけない館林になってます。 それ程ときメモシリーズ作ってませんが全て脱着式にしてます。 スカートが筒状の物もありましたが私が作ったキットは穴あけて真鍮線で繋ぐだけでしっかりとまってます(これでいいのかな〜とおもいますが)。 でも朝日奈パーテイードレスはスカートの折り目ではなく変なとこでカットしてあったので、一度くっつけて折り目のとこで切って、切ったところを延長してとチョトめんどくさく、しかも塗装した後の肉厚が増えるのを計算にいれてなかったので0.3ミリほど隙間が出来てしまった…そこからおパンツが覗く…いやん変態。

 話し戻って館林ですが、スカートを外すとなると腕も外せなくてはなりません(館林のスカートは前後分割式ですので)。 でも斜めにはめ込むので真鍮線だけではチョトはいりにくい。 「そーだ、胴体側は大きめの穴あけといて、そこに発泡スチロールか何かを詰め込んで穴が大きくなったらまた詰め替えればいいや〜」と何にも考えず作り続け、いざ塗装が終わるとちょうど塗料の分肉厚が増して何にもしないでちょうど留まりました。 偶然です。 朝日奈さんの時と反対で怪我の巧妙です。 私は結構いい加減な人なので皆さんはちゃんと計算の上やってください(好きモノの人は)。

 ここからは海洋堂さんに文句になりますが、太ももや腕の途中でパーツ分けするのはやめろ〜。 私らの仲間では海洋堂斬りといって恐れられています。 私はこんな時パーツの接合は瞬間接着剤とセッターだけでするようにしています。 コレが一番長くつなぎ目があらわれない方法だといろいろ試した結果です。 パテやポリパテを使用すると最初たとえ完璧につなぎ目が消えていても2〜3ケ月でヒケのためスジになって見えてきます。 この館林の時はまだパテで処理してましたので一年くらいでスジが見えてくるどころか、完全に割れてしまいました。 写真見て下さい、ひどいモンです。

 しかし瞬間接着剤とセッターでつなぎ目を消しても、キャストの完全硬化には一年以上かかるそうじゃないですか(最近のキャストはどうなんでしょう?近ごろの話題全然判りません)、結局パーツ自体が縮んでくるので一年ぐらいでスジになって見えてきます。誰か良い方法知ってます?

MAT


戻る