久しぶりの来場 '22年7月24日


 私が前回来たのは2年前の冬。 あれから新型コロナウイルスの蔓延で開催の見送りが続き、オンライン開催とかは行われていたようだが参加せず。 前回の冬では、まん延防止等重点措置中の開催となってしまい、参加のリスクが高い状態であったので行かなかった。 今回は前回よりも感染者数が多いという状況下ではあるが、行動制限はする必要はないというお上の方針でもあるし、前回行かなかった事にちょっと後悔もあるので、行って来た。

 なんとなく東京で満員電車の乗りたくないという気持ちから、飛行機とバスで幕張メッセへ。 事前購入したチケットに記載の集合時間になったら入れるという処置になっていて、駅から会場に向かう人も順次流れてくるという感じで、コロナでなくてもこれは良いんじゃないかと個人的には思った。 開場内に居たのは11:30〜16:10くらい。

兎は亀 アオザイさん
大好きなアオザイのフィギュアが出てた。 私も造形してみたいと思っていた題材ではあるのだが、やるならベトナム文化とかの勉強からちゃんとしないといけないと思っていたので、なかなか手を出せないでいた。 白のアオザイは女学生の服なので、本を手にしている所とか、サイドのスリットから腰が露出しているチラリズムも芸が細かいです。

クラフトライク
バニ娘・イン・スペース
胸像を中心にいくつか作品が展示されていた。 デジタル造形で目玉は別パーツになっているそうな。 そのためかは分からないけど、目に力を感じる作品だなぁと思った。

Acxyz Creativ Moments 15/円環
後ろの展示物も相まって、ひと際輝いてた作品。 こういう半リアル系の顔造形に最近私は惹かれる。 自分もこういうのが作りたい。

K2b 超てんちゃん
元ネタ知らずに塗装が奇麗だなーという感想で見入ったのだが。 調べてみると、白い服に水色と紫っぽい色の影ができる生地という設定になってて、これは2Dよりも3Dで表現したくなる題材。 この色を出すのにいろいろ試行錯誤したのだろうか。 長いリボンにも執念を感じる。 壊さずここまで持ってくるのも大変そう。

AMBIVALENT ライスシャワー
ゴスロリもイイよね。 ウマ娘の事はよく知らないのだが、こんなダークな雰囲気のが居るんですかね。 結構小さい作品で、その中で中心部分にさらに小さく作られた手、これがまた折れそうなくらい華奢で、それに惹き込まれた。 もちろんそれ以外も全体の造形レベルも非常に高い。

植物少女園 冬坂五百里
いつもの独創的な作品ではなく、今回は普通のセーラー服かー。 それでもやっぱり独自の雰囲気があっていいなーと思ったりしたが、良く調べたら版権物でしたか。 いずれにしろ、素晴らしい。

セラタイ堂 無言のフィッツ
髪の毛と顔の色が近くて、ちょっと境界線が分かりにくくなっちゃってはいますが、雰囲気や世界観がにじみ出てていいなと思った。

PLASTIC GARDEN 山田杏奈
顔小っちゃくね?と一見思うのだが、本来人間のバランスからすればこれくらいが適当なわけだが、アニメ顔なので一瞬違和感を感じる。 しかし、じっと見ていると肉体のリアリティのクオリティの高さに気付くのだが、そこからなんかジワジワ来て、そのうち違和感が喪失していく。 私はそんな風に見えたせいで、なぜか長時間見ていても飽きない不思議な造形だと思ったのだが。 実はこのキャラは、長身という設定なのでそれを再現した物なんだと後で分かった。

造魔殿 山城
リアルにしてみた系。 立体にすると不気味の壁に近づいてしまうが、だがそれが良い。 以前から、現実の人がコスプレしている姿をフィギュア化するっていう方向性の作品ができないかなぁなんて思うのだが、なかなかそういうのは作る人はいないね。

Munchkin お化けごっこ
Munchkinさんですが、なんか個展が開催されるようですよ。→
で、今回展示されてたこの作品。 未塗装なのかと思いきや、これはこれで成り立ってる気もするが、どっちなのか。 私はこのモノクロームな感じも作品の雰囲気に一致してていいと思うけど。 これ、本当にお化けなのか、ごっこなのかという設定の謎と、布の中は再現されているのかいないのかとかいろんなことを考えてしまう。

干潟為四 アリス・マーガトロイド
油絵タッチの塗装が良い。 フィギュアという物は、彩色を施せることで、現実よりも情報量を追加することができるという事に気付かされる。


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