1つの時代の終わり '15年2月8日


 今回も一般参加。

 10:30くらいに海浜幕張についた。 本日は幕張メッセでは大学入試も行われていたようだ。 私が受験者だったら全く試験に集中できないと思う。 あとなんか駅前周辺で何かの交換を求めるボードを掲げた女性が数多くいた。 韓国人の氏名らしき物を書いていたが、その手のコンサートか何かだろうか。

 飯食ってから11時くらいに入場。 今回は事前にガイドブックを購入できなかったので、現地で買った。 まだ行列がはけてなくて、塀の中に入って少し待ってから入場となった。

 ガイドブックはなぜかワンダーショーケースの紹介記事が無い。 裏表紙にも写真はあるんだけど解説文が無い。 中の記事を見ると「諸般の事情により、作業全般が大幅に遅れている」とのこと。 何があったか知らないが、「『なぜ選ばれたのか』を論じてください」などと言ってる割にはその大事な部分が抜け落ちちゃってるんじゃ説得力ないなー。

 ガイドブックと言えば前回から表紙のイラスト担当が水玉螢之丞先生からあずまきよひこ先生に変わっていたのだが、今回もそのまま。 そして会場内では水玉螢之丞先生が表紙を担当された1997年冬から2014年冬までの拍子がパネル展示されていた。 私が初めてワンフェスに参加したのが1997年冬だったから、この時が最初の表紙だったとは知らなかったなぁ。

 そして後で知ったのだが、昨年末に水玉螢之丞先生がお亡くなりになっていたそうだ。 これは悲しい。 ワンフェスもすでに30年もやっているのだから、そういう悲しい出来事も当然起こり得るわけだけど、なんか1つの時代が終わった気がするね。

つるぺた★王国 田中恵子
 ディーラー名とはうらはらに、なんだかんだ言っても巨乳は良い。 制服が体形に合わず、盛り上がっているの感じが特に好き。 着衣フィギュアだと乳袋で表現されることが多いけど、これはそうならないように作っているのであまり攻撃的でなくて好感が持てる。
one 高雄
 今回もやっぱり艦これが人気。 私は全くプレイしたことがないので分からないのだが、よく見かけるキャラの中ではこの高雄てのが好きかも。 これの乳袋になっていないのが欲しい。
剛本堂 ロードギャラックス
 そしてこちらはちっぱい。 ちっぱいというか板。 とはいえ高身長なので、胸だけ発育不全っていう軽い違和感が魅力に映る…と思ったのだが、後で調べたらこのキャラクター、男だそうです。

エログロイノセンス Gorgoneion
 ファンタジーな妖精みたいなのをいくつか展示していた。 背面にあったこの顔面が気になる。 目が大きくてなんか仮面ライダードライブの詩島霧子っぽい感じに。 これはこれで成立しているけど、どうしてもリアルに振ると目のリアリティと大きさのバランスが難しいよなぁと改めて思う。
コジマ・研究所 6課戦車
 GHOST IN THE SHELLのラストバトルでの戦車。 足下の車も再現しているところがニクイ。 「天窓を落とせ!」と叫びたくなった。 戦車をどけて車だけにして、光学迷彩状態っていうシャレをやっても面白いかも。 あとはこのサイズの草薙素子があれば完璧。

ノアールブラン 東條希
 塗装がちょっと雑になってしまってて残念だったけど、詰め込まれた情報量がそれを緩和。 バランスが完璧でいい感じにまとまっていると思った。 綺麗に塗れていれば注目を集めたんじゃないかな。
essence. 黒猫
 原作読んだこと無いけど、これも気になるキャラの1つ。 ベースがベッドのような物になっているところが何となく想像力を掻き立てる。 多分元のキャラクターはもう少し年齢が低い体つきではないのかなと思うのだが、エロい下着姿ということで大人のエロスを発する作品にまとまっている。 あと、真上に面光源を設置していて、光の回りが非常に良い事も魅力を引き立てる一因になっていると思う。
clips ドルチェ・ヴァレンティーナ
 clipsさんとこの新作はオリジナル作品。 デザインと原型はNOAさんの相方さんの物らしい。 程良く詰め込まれた情報量が心地よく仕上がっています。NOAさんは塗装だけを担当されたそうですが、これがまたすばらしい。 チョコレート、オレンジ、フォーク、リボンの質感が凄く本物っぽい。 オリジナルで1万円越えの商品ながらちゃんと完売していた。

A-lab ASUNA
 本物そっくりの等身大フィギュア。 時々目や口や首が動くようになってて、本物の人間と区別が付かない。 実は本物の人間であるというドッキリだったりしないかなと思ったりもしたが、肩から出ている腕が作り物であることから人形だと分かる。 超絶すばらしい完成度ではあるが、難を言うなら、もっと美人をモデルにできなかったんですかね。

 実際の人間だと、完璧な美人ではない部分というのは個性として受け入れられるのだけど、人間の手で如何様にでも作れる人形というのは、すべての面で完璧でなければ所有欲を掻き立てられず、気持ち悪さが先行してしまう。 ある程度ディフォルメされたアニメフィギュアやドールのような現実離れした顔つきだと、脳内補完される余地があって、違和感なく馴染むんだけどね。 補完の余地を無くして行くほど、その対象物に要求される完璧さが厳しくなっていく。 というのが最近私が思っていることなのだけど、それを実感させられる。

 企業ブースの方もチラッと見たけど。 なんかビデオ屋の18禁スペースみたいに外から見られないようにして、入場制限をかけて行列を作っている所があったのだが、あれってエロフィギュアでも展示しているんですかね。 そこに長蛇の列が出来るのもどういう状況なんだか。

 本日は雨で、コスプレスペースはかなり限定的だったかな。 幸い私が帰る時にはちょうど止んでいたため、一度も傘を出さずに済んだ。

 15:30くらいまで会場にいた。 一般参加だと会場を見る時間は取れるものの、残念なのはブースを構えている人以外とは会える機会が無くなってしまう事。 微妙な孤独を感じる。 その後秋葉原に寄ってから帰宅。 夜10時くらいでした。


戻る