できた。 原型制作期間4ヶ月半。 十分な時間がとれていたとは思うけど、もう少し時間をかけたかったという感はあります。 やっぱり表面処理は、時間があればある程よくなっていくからね。 原型の表面処理がしっかりしていれば、複製後のキット組の時の表面処理はそれだけ必要なくなるわけで、自分がここでしっかりやれば、買ってくれた人全員の手間を省くことができるわけです。 そう考えると、手は抜けません。
コトブキヤなどの市販キットと同じレベルにまで持っていこうと思ったら、相当の時間をかけなければなりません。 しかし塗装してしまうと細かい表面は認識できなくなってしまうため、実はある程度は手を抜いても良い最低ラインという物があるわけですよ。 実際イベントで塗装品を見てキット買って、実際のパーツを見てみたら意外にもボコボコってことは良くある事で。 つまりは、塗装をした状態でどう見えるかと言うところまで考えて作業ができるようになること。 これが重要なわけですね...。
今回もパーツの合いが厳しい点があって、購入者の方には苦労をかけそうです。 1パーツにつき2パーツ以上他のパーツと接触するところがある場合、どうしてもパーツの精度の関係上、うまく合わない場合が出てくるんですよ。 けど、それがないようにすればポーズを妥協せねばならないので、あえて目をつむりました。 苦労してください。
パーツは全27パーツ。
...多すぎだよ。
特に髪の毛が凄くて、説明書なしでこれを組むのはほとんど無理だと思います。
なんてキットだ...。
ディテールが背面に集中しているのでできれば後ろを見て欲しいなぁ。 でも後ろ向けて展示するわけにも行かないのでどうしたものか。 2体作れれば問題ないんだけど。
そういえばこういう問題を解決するために回転ベースとか使っている人がいるけど、あれって撮影する場合に困るんだよね。 特に私みたいにフラッシュなしで撮影する場合、シャッター速度が遅いので絶対ブレるんだ。 回転ベースにスイッチつけてさ。 お客さんが自由に回転を止められるようにすればいいなぁと思うんだけど。 まぁ簡単に作れそうだけど、時間がないのでヤメ。 ワンフェス以降のイベントで考えよう。
顔が上向きだから、情報からのぞき込むように写真を撮らないと綺麗に撮れません。 全身像を横から撮ろうとすると顎が上がっちゃって顔が綺麗に見えないと言う...。 けど、それは写真として納めたらの話。 現物を直接見たら、そんな不満は感じないものと信じています...。
前のハティも同じ事が言えてたんだけどね。 ハティよりも大型だから、鑑賞者とのスケール換算した場合の距離は縮まっているので、視界に入る大きさが広がってその辺は良くなったとは思いますが、どうだか。
さー明日から型取りを始めよう。 シリコンは購入済みだ。