昨日はアルピーヌさんの家でお泊まりしたわけだが...。
夜は明け、8時半。 私はもっと遅くまで寝てるつもりだったのに、周りが起き始める。 そんなにドレミが見たいのかよ。 ということで、ドレミを見ながら朝食。 アルピーヌ母の差し入れをかぶりつく。 世話になってすまねぇ。
9時半になったので、GAを鑑賞。 10時になったら出発である。 全員、特に買いたい物もないのでのんきなものである。 更に、出発間際に忘れ物とかあって、会場に着いたのが11時40分。 既に目的を済ませた怒羅拳さんとよしざわさんと合流すると、会場内へ突入ー。
中は凄い賑わい。 半分がトイ系ディーラーとは言え、西4ホールを埋め尽くすその数はWHF史上、過去最大だったのではないだろうか。 来て良かった。
今回は、小日記の方と連動して、各作品から学び取れる点を中心に解説しています。 そのため、否定的な意見も組み込んでますが、気を悪くしないでください。 少なくとも、ここに乗せている作品はどれも素晴らしい物と私は認識していますので。
まず、空間構成や見る角度を考慮するとはどういう事か。 このWHF有明の展示作品を元に考えてみました。
how(s) bianconero
一見すると左右対称。 そのままだとつまらなくなるところですが、少し顔の角度に変化を持たせ、手足の位置をほんの少しだけ左右で違っています。それだけの工夫で、空間的広がりを感じられるようになっています。 |
ご存じ温泉天国のPia3の2人。 作品のレベルとしては素晴らしい物なのですが、このように別角度から見るとお顔がよく見えない。 正面範囲が狭く、空間的広がりはあまり考慮されていないと言えます。 | それに対してはちみつ工房の美春。 腰と腕が前後左右に配置され、角度を変えれば違った趣が楽しめるようになっています。 まぁ、何のポーズなのか謎なのがアレですが(キャイーン?) |
前にもふたりのちぃを出されてましたが、今回は別バージョン。
2人の配置関係と髪の毛の配置から、見る方向によって様々な表情を生み出します。
塗装のやわらかさも重なり、非常に魅力的。
「置物」としては最高の作りですね。
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エロフィギュアだからといって敬遠する事なかれ。 よく見ると立体ならではの魅力が満載です。 ここの作品が面白いのは、キャンバスの上に、女体が乗っているという構成でポーズが考えられている点です。 そのため、左右だけでなく、上下方向の正面範囲が非常に広いのです。 そして、その正面範囲を最大限に利用し、女性の肉体美を様々な方向から楽しめる構成になっているのです。 非常に学ぶべきポイントの多い作品ですよ。 |
Cerberus Project TM ちぃ
これだけ情報をちりばめれば、どこからみても見劣りしない作品となります。
気合い入ってますね。
ポーズも面白いですが、これは何をやっているところ?
空中に気でも放っているように見えるんですが。
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鉄虎竜 プリエ
少し掲示板でも話題になった作品。
もちろん完売でしたが、とりあえず再販は繰り返すつもりとのこと。
根気よくイベントに行けば手にはいるかもよ。
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あとは個人的注目作。 いろいろ感じました。
H.B.Company 孫策 普通はこのようなかがみ込んだポーズは、見える部分が少なくなるのでマイナスなのですが、その分、少しずらした脚と膝のディテールの魅力が際立ち、非常にフェチシズムを刺激されます。 スリットから覗かせる腰とか、床に垂れたチャイナ服のスカートなど、微妙に煩悩を刺激する部分が入っており、こんなに縮こまったポーズからは考えつかないほど見所があったりします。 他にも綺麗なサフレス塗装が肌の透明感を演出しており、より魅力的に見えます。 |
おねてぃ三連発。 なぜかどれも髪の毛の造形がすごかったので掲載。 | ||
凄い作り込み! いったいいくつのパーツで出来ているんだー。 |
縛った髪のモールドが面白い。 まぁ、元絵に忠実と言えばそうだけど。 |
右目が奥に入り込んでしまっているところが面白い。 この前髪形状、写真じゃわかりにくいけど、変化が大きくて良いです。 |
いなばや フィーリア 左右に大きく回り込んだ髪とその先につけられた激しいパーツが圧倒的存在感を演出しています。 ここの作品はいつも髪の毛の形状がシャープで特徴があり、今回のこれはその特徴を最大限にいかした物と言えますね。 とはいえ、普通の状況でこの髪の毛がこのような浮いた状態になるわけがないので...ウソっぽいと言えばそうですが。 |
QUE ナディア くねらせた体と、作り込まれた肉体のディテール、シャープなしわ...どれも気合いが入っており、非常にレベルの高い作品です。 しかし、いろいろ詰め込みすぎて少し息苦しさを感じるのですが、それは私だけでしょうか。 もう少し、すっきりした部分があっても良かったのではないかなぁ。 |
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この帽子のモールド。 どうやって作ったんだろう...。 |
アルマイト 桜井あさひ この見事なまでのジャバラじわがスバラシイ...。 しわ好きの私としては、眺めているだけでハァハァ...。 でもこの位置にこういう風にしわは出来ないと思うけどね。 ひだスカートがここまでしっかりラインが出ていると言うことは、かなり硬い布地のはず。 そういう布でこんなしわがつくためには、布地に縮む力がかなり強くかかっていなくてはならないわけですよ。 この位置は、重力で引き延ばされる方向なので、この付き方はおかしいんですよね。 もっと上、ウエストのくびれた部分とかに出来るしわでしょう。 おそらくは、ひだスカートのラインをどこで消すかを考えた際、このようなジャバラじわで吸収することにしたのだと思います。 だけど、このしわは好きです。 見ていると癒されます。 |
KZworks 美澤千歳 膝抱えのポーズは良くありますが、足を浮かせることで形状的面白さが生まれています。 特に足首の角度が良いですね。 この作品は1/8程度の小スケールですが、凹部を深く彫り込むことでモールドを強調し、物足りなさを感じさせない作りになっています。 小スケールを作る場合は、取り入れた方がいい手法かも知れません。 …って後で調べたらさわたりさんの原型らしい。 納得です。 このモールド深めに彫るこの手法は、さわたりさんの特徴でもありますからね。 |
Piece 琥珀,翡翠 作り込みはそれほどでもなく、技術的なすごさは感じませんが、2人暖かい雰囲気が伝わってくる、私にとっては不思議な作品です。 なんか癒されました。 原作やったことないからこれが良いのかどうかは判断できませんけども。 |
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Pilot 来栖川芹香
一見何の変哲もないSDフィギュアなんですが、こういう顔のつくりはちょっと珍しいです。
トレカの絵が元のようですね。
雰囲気からして女性原型師かと思ったのですが、違うようです。
他にも夜勤病棟の恋とかもあったのですが、こちらも非常に柔らかい雰囲気があって、ちょっとまねできないなぁと思いました。 |
idolize媒体混合 waiting for you 今回イチオシの作品です。 ネタはオリジナル。 萌えとかに走っていないし、一般の造形物としても十分通用する作りだと思います。 萌えないフィギュアは今時売れないと思いきや、しっかり完売。 キャラクタに依存しない造形とはこういう物を言うんだなという事を再認識させられました。 今後こういう造形が増えてくると、フィギュアという趣味の可能性がもっと広がっていくと思いますね。 自分もそんな造形がしたいです。 あと、座っている看板の質感も凄いです。 書かれている文字も本物のように見えます。 |
てな感じ。 今回の出品物はどれも初めて見る物が多かった。 ワンフェス以降、大きなイベントがなかったので、まぁ、そうなるのかな。 先日行われたWHF横浜の再販も多かったみたいですが、私は行ってませんのでね。
さて、一通り見終わると、すでに15時30分。 この会場の真下ではドルパが行われていた。 時間があれば行くつもりだったが、すでにこんな時間なので、今回はパス。
CBLGさんは移動の都合で先に帰路へ。 かわりによしざわさんが加わり、再び6人集団となった。 いつもならこれから秋葉原に行くところだが、昨日行ったしね...。 話し合った結果、エロフィギュア万歳のガレキ&ドールショップ、浅草橋のコルセアに行くことに決定。
…
う〜ん。 濃ゆい店だった。 その後は飯食って、東京駅で解散。 私と鳳天舞さんは新幹線で神戸方面へと向かう。
帰りの新幹線の中では撮った写真を見せあったりしてましたが、隣の人はどう思ったかねぇ。 まー、Hitくんと帰るときの、車内でパーツチェックよりかはマシか。
11時過ぎに自室に戻った。 久々に思いっきり遊んだ気がするな...。