コナミ版権以外のブツもこれからは用意しておかないと、ワンフェス以外への参加は厳しいだろう。 という見地から、他の物にも手を付ける事にしました。
題材はONE。 ひろみかんさんが茜を作られた事で、ウチから出していますからね。 版権申請もした経験もあるから安心です。 完成品提出なしで版権降りると思うし。 茜でウチのディーラー覚えていった方もおられるでしょうし。 最近プレイして、面白かったし。 OVAも出ることだし。 古いゲームだけど、いいんじゃないかなぁ?
で、全キャラの中で、自分的に一番好きなのが七瀬です。 茜のシナリオが一番良かったと思うけど、キャラ的には七瀬がヒットです。 ちゅーわけで初めての「いたるキャラ」挑戦。 前から思っていたけど、作りにくそうだ...。 立体として成立してないもんなぁ...。 特に七瀬は前髪の形状が見る角度によって変わるタイプだし。 過去の七瀬のフィギュアって言うのも検索したけどあまり見つからなかったし、よーわからん。 でもま、とりあえず、作ってみるか。
というわけで、いつもの手順で。 大きさは、ひろみかんさんのにあわせて1/7サイズ。 自分としては過去最大です。
ときメモ系と全く顔の作りが違うので、結構苦労しました。 目の大きさが全然違うもんね。 顔も横長だし、前髪の占める大きさとか、顎のラインとか、慣れていない形を要求されるので、この時点で苦労しまくり。
自分的にアレンジしてもいいんだけど...。 やっぱり、フィギュアって言うのは、似てなければダメだと思いますよ。 見る人が七瀬だと思えなければ、やっぱり買わないと思うし。
次は胴体。 コレもいつも通りの展開。 でも、この時点でまだポーズが決まらず。 脚切ってるのは、ポーズを変更しようとして切ってそのままになっているからです。 普通はこの段階で脚は切りません。
元絵が人体デッサンとしておかしいので、これまた成立させるのに苦労しました。 肩幅とか、冷静に考えると明らかにおかしいんですよね。 だからこの場合、後から服を着せるのではなく、直接服を着た状態から盛り始めた方がやりやすいと思いました。 というわけで、骨作りは中断。
七瀬といえば、おさげ。 長い物であるので、風になびかせた方が造形的に映えると思います。
細いパーツなので、真鍮線を芯にすることにします。
形を決めたら、ファンドを巻き付けます。
ひも状にしてクルクル巻いて、一旦乾かして、それから盛るなり削るなりをします。
直接真鍮線に目的の形を盛ろうとしても、うまくくっつかないからです。
で、こんな感じに。
胴体が完全じゃないから、全体の雰囲気はつかめてないんですけど。
とりあえず、ここまでにしておいて、後は光の完成後という事にしておきます。
まぁ、息抜きに手付けるかも知れませんけど...。
要は、原型作業の休憩としての原型製作なので...。
冬フェスでの販売はまず無理でしょう。
ところで余談。 設定原画集買ったんですが、原画って左右反転してるのが多いですよね。 で、ここで1つ気付く事が。 この人ってもしかして、右向きの顔が描けないんじゃ...。 原画は斜めアングルの顔は全部左向きだもんね。 そういえば、立ち絵なんて全部左向きじゃん。
いやー、確かに右利きだと右顔って描きにくいのは分かるんですが...。 プロの絵師がそんなんでええんかー。 私だって今じゃ左右で顔の描きやすさに差はないというのに。 でも、漫画家でもたまに左右反転のトレースするって言うしね。 そんなんでもプロにはなれるのかも。