今回は腕の作成です。
じゃあ解説...と言いたいところですが、今回の作品は腕が体に密着しているために非常に解説しにくいというか、手順らしい手順も存在せず、適当にファンドをどんどん盛りつけて作りました。 よって、解説不能...。
ってこれじゃぁあまりにもあんまりなので、ちょっと解説しておきましょう。 私の場合、基本的に腕に関しては、脚の時のように芯を作ったりしません。 ファンドを盛りつけてちょっとずつ腕を伸ばしていきます。
というのは、腕は非常に表現の多彩な部分でして、様々な形を取ります。 それぞれの腕がどこかに干渉しないようなポーズ(前回の光みたいの)の場合は芯を作ってそれを延ばし、先に手を付けるという方法を取る事が出来ます。 しかし、両手で何かをつかんでいたり(ゆっきー)、体に腕を密着させている(八重)場合、芯から太くしていく方法はやりにくくなります。
後者の場合、まず先に手の位置が決まっていて、そこに手が行くように腕の方向が決まります。 ですから、手を先に作って、そこに腕をつなげるように適当に盛りつけるわけですね。 もちろんその場合、腕の長さのバランスも考えないといけませんが。
手の作り方ですが、何かをつかんでいる場合はファンドで指まで作ってしまいます。
しかし、手が空中に浮いている場合は、木工用パテで手だけ作り、腕にくっつけるという手法を取っています。
今回は手は物をつかんでいる状態ですのでファンドで適当に盛りつけて、ディテールは後回しになっています。
今後機会があれば、手の作り方とか解説していきたいですが、今回は特殊なので無理です。
すいません。
で、今回の感想をば。 今回はぬいぐるみを抱きしめているというこのポーズですが、こういうのは難しいです。 抱きしめると言うことは力を込めているわけでして、ぬいぐるみはつぶれ、付近の肉は変形します。 ちょっと腕の角度を変えようとしても、その周辺の変形具合まで変えなくてはならないわけですから、面倒この上ありません。 しかも、この後コレに服を着せるわけですから、その辺も考えなくてはならないんですわ。
でも、こんなときはファンドという柔軟な素材の特徴を利用できます。
ファンドは固まっているようでも、力を込めればバリバリ剥がせます。
パテでこのように盛ってしまえば切り離したり、失敗したとき元に戻すのが大変ですが、ファンドならやり直しがききます。
こんな風に盛って、このあと、バラバラにして、服を着せ、その後またくっつけてディテールを詰めるってことも比較的楽に出来るわけです。
パテでやってる人なんかはこういうときどうするのかなぁって思いますね。
さて...。 もうわかったよね? ていうか分からんわけないでしょ。 そう、あの人ですよ。 ○帆ぴょんですがな(←まだ隠すんかいアンタ)。 でもね、まだ続きがあるのよ...。 コイツには...。