WHF有明4 結果報告


ワールドホビーフェスティバル?

 ワールドホビーフェスティバル(WHF)はワンフェスと同じく、当日版権取得可能なガレキ即売会としてスタートしたイベントです。 ワンフェスと異なり、地方でも定期的に開催されることから、特に関西方面(神戸)で盛り上がりを見せて来たところでした。 私は神戸に引っ越したころから、いトやすさんのお誘いもあって、このイベントに注目していました。

 そんな中、ワンフェスがリセット宣言され、成長の兆しを見せていたこのWHFは一気に全国のディーラーの注目を浴びることになりました。 私もその1人でして、早速ワンフェス終了後、参加申し込みをしたのですが、コナミが東京でのイベントで様子を見てからでないと版権はおろせないとの回答でした。 というわけで、この有明4で初めてWHFに参加できたというわけです...。

 それで今回は、とりあえず再販で様子を見ようと言うことで、前回のワンフェスで人気のあった、八重さんのみでの参加となりました。 量産は正月に終わらせたので、このイベントであわてることは何もなかったのですが、その後のWHF大阪のための原型と、仕事の関係で全く暇がないという状況でした。 さらに版権結果報告が遅れており、イベント前の水曜日にやっと誓約書を請求されるという状態。 主催者側がコナミのみ特別な扱いをせざるを得なかったみたいなところがあって、ちょっといろいろごたごたを抱えたままの参加となってしまいました。


搬入まで

 さて、今回は暇なしなので、日帰り強行ディーラー参加決定。 朝4時起き。 新大阪6時半着。 新幹線で9時半に東京。 10時にビッグサイトというスケジュール。 前にJAFCONに一般参加したのと同じ感じなので、大体要領はつかんでいた。 あのときはこんな朝から新幹線に客はなく、ガラガラだったのを覚えている。 今回もそんなもんだろと思って、客席で原型でも削ってやろうかと思っていたが、3連休のまっただ中と言うこともあって、意外にも電車は満席。 窓際が取れなかったので、原型制作は諦めた。 でも、時間がもったいないのでなんかしないといけないので、ワンフェスガイドブックに載せるPRカードの図案を練って時間をつぶした。

 まぁ、そんなこんなでちょっと遅れて10時10分にビッグサイト到着。 今回はたまさんにブースに入ってもらうことになっていて、10時に待ち合わせしていた。 が、たまさんのほうが遅刻をして、ディーラー受付が出来たのは、受付終了間際の10時30分。 中にはいると、もうほとんど会場が出来上がっていた。 自分のブースを探し、中に入って設営。 とはいえ展示は一個なので一瞬で終了。 次は当日版権手続きだっ。 と思ったら、なんか証紙とかいらないらしい。 サンプル提出のこともまだ決まってないので、ちょっとまっててくれとのこと。 う〜ん。アバウトだなあ。

 さて、後は開場を待つのみ...となった。 と、ある人がブースの前で足を止めて八重さんをマジマジと見ている。 販売個数を聞かれ、10個と答えてると、そのままその人はブースの横で陣取った。 開場0秒で1個目お買いあげ決定。 開場前の購入は禁じていたけど、このイベントでは開場前の行列は禁じていないようだったので、まぁ、いいかな。 私もついに開場前に並ばれる存在になりましたか!って1人だけどね。


開場

 11時をまわる。 しかし門は開かず。 別に会場内でもめていたわけでもなかったが、5分くらい遅れて開場。 1個目を売って、しばらく開場ダッシュを眺める。 ブース場所が入場門の前だったので、よく見える。 なんかワンフェスと変わらないよねぇ。

 私も今回は買いたい物があったので、ちょっとお出かけ。 でもすぐ戻った。 そして開場後10分で一般販売分は完売。 早っ!前回の記録はあっという間に塗り替えられた。 まぁ、ネットで予約した分があるから、一般的は6個しか売ってないけどね。

 やっぱりもっとたくさん作っとくべきだったと後悔したが、自分のペースではこれがギリギリの線なので、許してくれ...と完売の文字を見る人たちに思った。

 とりあえず、予約分も全部はけるまで見学モードには移らないでおこうと思ってしばらく待機することにしたが、予約者の1人のはにわさんがいつまでたったも現れない。 とりあえず、たまさんに先に見学モードに入ってもらって、自分はずっとブースで待機。 そうしている間にいろいろとお知り合いの方が訪ねてきてくれて、雑談モードへはいった。

 1時頃になってもはにわさんの現れる気配がないので、私も見学モードへはいる。 今回の展示された内容は日記の方に載せるので、そっちをみてね。


まったりモードへ

 会場内も午後になるとまったりモードへとなる。 このまったり加減がWHFらしい。 客の反応がどうもワンフェスと違ってて、とてもじっくり見ていってくれる。 ワンフェスと同じ物なのに、初めてみるような感じで見て、感想をつぶやいていってくれるのだ。 どうもやら、ワンフェスで見ていないって人が多いみたい。 まぁ、あの広い会場ではそりゃ見逃しても無理はないよなぁ。 今回の展示で、またより多くの人の目に触れることとなったとしたら、今回の参加は売り上げ以上の成果があったのだろうね。

 さて、私もまったりすることにして、知り合いのブースで雑談巡り。 ワンフェスよりも話しやすいこのイベントは、ホントイイですね。 ある意味ワンフェス以上の満足感がありました。

 さて、まったりモードも後半にさしかかり、もうそろそろ撤収モードに入ろうというとき、たまさんが「このガレ2001」が出ていることに気付く。 このイベントでこれが出ることは私は知っていたけど、それほど注目はしていなかった。 ああ、あそこで売ってますよとたまさんに教えると、たまさんは速攻GETしに走っていった。 たまさんがブースに戻り中身をパラパラとめくっていって衝撃の事実が判明!

「八重花桜梨が載っとる!」

 なっに〜! 俺も買う! 「残り1冊でしたよ」とたまさん。 走る俺。 これください! ああ、いい記念が出来た。

 ま、載ったっていっても、文章だけだし、ネットモデラーの1人がいいって言ってくれただけなんだけど。 それでもそこに書いてある文章は私の期待するものその物だったし、なによりときメモ2を待ってくれてる人がちゃんと存在するんだよというのを実感できる出来事でした。 やる気復活! この瞬間、HPはMAXまで回復しました。(注:瞬間だけです)


終わり

 で、はにわさんは来ず、そのまま終わり。 撤収の雰囲気って言うのはどこのイベントも同じですね。 確実に疲れています。みんな。どことなくね。

 結局版権関係の話は後日へ持ち越し。 何も納めず帰路へとつくことにしました。 とはいえ、帰りの電車までは少し時間があるためちょっと秋葉原へ寄ってからたまさんと解散。 新幹線で寝ました。

 思えば、ここに来るまでとても長かったような気がする。 時期的に考えれば冬フェスと同じなのだから、いつも通りのハズだし、準備としては、複製以外何もしていないんだけど、夏フェスがもう遠い昔の出来事のような気がした。 ここまで、たくさんのイベントをのぞいたからだろうか? う〜ん。 まぁ、それもあるけど、この半年はとにかくいろんな事があった。 個人的なことだけどね。 人との出会いとか別れとかもあった。 フィギュアに対する考え方もいろいろと変わった。 仕事という拘束の中でやらねばならない原型。 そのなかで失われていく何か...。

 なにか、いつも考えさせられるんだよね。 自分の物を売るって事を経験するたびにさ...。 今回は、再販だけだったけど、初めてのワンフェス以外へのイベント参加ということで、なにか新たな一歩を踏み出せたような気がした。

 さぁ、次は大阪。 大きな二歩目を踏み出すぞ。


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