開催!ワンダーフェスティバル


そして朝

 朝7時集合をし、搬入手続きを済ます。 手順も要領も慣れたものです。

 前回のドルパでひろみかんさんの里村茜は早々に完売してしまった事があり、茜だけは今回は開場15分まで展示も販売もしないという方針をうち立てた。 ウチはそれほど有名なディーラーではない。 ワンフェスに来る前にブツを知っている人はそれほど多くないハズです。 ほとんどは開場前の見学モードでチェックされ、それで開場直後にディーラーが買いに来るというパターンであろうと考えました。 開場前のチェックをされないようにすれば、ドルパでチェックしてくれたお客さんの手へ渡りやすいかなと思ったわけですな。

 ま、そんな素振りは見せずにさっさと準備をすますが、毎年の事ながら、この時間帯が一番肉体的に辛いとき。 ブースの中でじっとしていると、疲れがどんどん増幅されていく感じがして、動く気力は衰退していく。 しかしブースの外に出て、見学していると、疲れという物はどこかに行ってしまうから不思議である。

 ざっと見学をすますが、コレと言って欲しい物は見つからなかった。 WooDさんのときメモ2の新作はJAFCONで抑えてもらっているし、今回特に買わなければならない物もなかった。

 今回はディーラーの数が減ったらしく、我々のAブロックは半分くらいしかスペースが使われていない。 先のイベントスペースはだだっ広い空間が出来ていた。 おかげで移動がしやすく、見てもらえやすい所だったと言えるのかも知れない。


開場〜完売

↑今回のブース。撮影は午後。

 そんなわけで開場。 今回は開場前に列ができる事はなく、注意を促すアナウンスも1回しか行われなかった。 開場も10時ピッタリ。 ディーラーのモラルも上がったのかな。

 開場して1分も経たないウチに最初のお客が登場。 購入の品は「八車文乃」。 コレが一発目になるとは作った本人も思わなかったことでしょう。 次に美帆真帆、八重さんと売れていく。

 我々の位置は端なので、今回開場ダッシュは見られなかった。 ていうか目の前にはだだっ広い空間があるだけですから。 それでも遠くに見える海洋堂ブースに凄い行列ができるのが確認できた。 セーラームーン目当てかなぁ。 で、ふと振り返るとこっちにも凄い行列が! 猫の小判さんの物らしい。 人気ディーラーとは思っていたけど、確かに凄い人気だなぁ。

 ウチのブースの前に来て、地図を開く人が何人かいた。 おそらく茜目当てで来た人だと思う。 でも、何もせずに去っていった。 あの人達がディーラーであったと考えたい。

 そして15分が経つ。 この時点で販売数は美帆真帆5、八重4、文乃2。 そしていよいよ大御所登場。 茜を出す。 ちょうどその頃、KENCHANさんがやってきた。 今回は頼まれ物がないのか、しばらくウチのブースの前でじっとしてらしたんですが...。 いきなり予想外の言葉を発する。

「これ全部買った人っていないんですか?」

ナニ!? っちゅーことは!? そう、この直後KENCHANさんは漢買いを実行。 ありがとうございました。m(_ _)m

 さて、茜を出すとブース内の忙しさはピークに。 時間を記録するひろみかんさん、商品を出して版権シールを貼る私、お金を受け取るたまさん、3人の流れるような連係プレイで着実に客をさばく。 そして茜は15分間で完売。 ほぼ同時に八重さんも完売した。

 この時点での販売数は美帆真帆8、文乃6。 美帆真帆よりも八重さんの方がスピードが速いのはやはりキャラかそれとも値段か...。 自分的に美帆真帆の方がデキは上と考えていたので、ちょっと予想外ではあった。

 さて、このころからオラ雪の方々が登場。 茜のハイペース販売でテンションの上がった我々の客さばきはさらにヒートアップ。 オラ雪参加者が現れるとむこうが挨拶をする前に商品を差し出すという手際の良さ。 併せてオラ八重の展示も始まった。 少しずつ、八重さんが増えていく...。

 11時になったくらいで客が止まる。 美帆真帆残り2、文乃残り3。 たまさんやひろみかんさんは買い物へと走ったが、私はブースにずっといた。 自分の物が完売する瞬間は見届けたいから。

 11時35分、美帆真帆完売。 最後の2個のペースを考えると、ちょうど良い個数だったかも知れない。 これ以上持ってきて、売れたかどうかは少し不安だ。 さて、私も完売したので買い物へと急ぐ。 とりあえずときメモ2ディーラーから見て回った。 一通り回り、出ている商品を見て回る。 どうしても欲しいと思う逸品はなかったが、結構数が出ていて、嬉しかったです。 (こちらの調査はまた別ページで)

 密かにONE物も見て回った。 やっぱ古いだけあって、あんまりないですね。 KanonやAIRはいっぱいあったけど。 実は七瀬留美があったら欲しかったんだけどなぁ。

 さて、ブースに戻ると文乃が完売していた。 これでらくがき塗料箱は全部完売! よーく考えるとワンフェスでは初めての事だったりします(単品での参加は除く)。 う〜む、めでたい。

 でも実は八重さんが1つ残ってた。 今回オラ制度を利用して八重さんを予約された方がいらっしゃったのですが、12時回った時点で来られなかったので売却を決行。 完売の札を外し「残り1個」に変える。 そして2秒後に「コレください」。 うむ、速効だ。 しかもそれを買われた方が今回美帆真帆の複製を頼んだ業者さんだったから笑った。 業者さんも、自社で抜いた商品が完売しているところを確認できて、さぞ嬉しかったことでしょう。 お世話になりました。 ていうか今回の利益のほとんどはこちらの業者さんの懐に入っちゃったんだけどさー。


昼集合

↑昼集合。今回はブースの前で。

 さて、1時を回り、恒例の昼集合。 今回はブースの前がだだっ広いのでここで集合することにした。 しかし、店番をするはずの友人がまだ会場に入ってこない。 まぁ、ブースを留守にするのは不安だったけど、全部完売してるし、売り上げは全部各人に返したし、物さえ盗まれなきゃ大丈夫。 「さつえいじゆう」の看板を立てると、隣のディーラーの方にブースを見てもらうように頼み、ブース前に少し行ったところで集合。 今回は珍しく欠席、遅刻無し。 ってそりゃぁ常習犯が今回来ないことになってたからだけど。 自己紹介を済ませ、記念撮影して終了。 滞り無し。 またそれぞれのワンフェスへと散っていった。

 ちなみに「さつえいじゆう」とひらがなだったのはドルパで漢字間違えて恥かいたからです(笑)。あの時は帰るまで気が付かなかったよ〜ん。


見学タイム

 さて、その後は見学タイムである。 一通り見て回ったが、コレは!と思う物はあまりなかった気がする。 良い作品はもちろんあったけど、そのほとんどは他のイベントで見た物ばかりだった。 ここで1ついえるのは、やる気のあるディーラーっていうのはワンフェス以外にも出展している場合が多いって事。 たくさんのイベントに出られるって事はそれだけで実力があるって事だもんね。 そうすると、ワンフェスって確かに平均レベルは低いのかも知れませんねぇ。 それに数が多すぎると、結局自分の好きなキャラしか見ない事が多く、良い作品を見つけにくかったりする傾向があると思う。 確かに今のワンフェスは危機的状況なのかも知れませんよ。 (今回の紹介作品はまた別ページに載せます)


オフ会へ

 そんな感じで午後は流れる。 前述の予約してたお客さんが夕方来てしまったりとちょっとした問題もあったにはあったが、とりあえず、ワンフェスは無事終了。 今回は完成品提出がなかったので、30分くらい早く撤収が出来たかな。

 そして夜は恒例のオフ会。 毎回ちょっとずつメンバーが替わってるのが楽しい。 でも店は毎回同じ。 だって幹事の私が地方民だから、他の店知らないんだもん。 まぁ、この店で不満が出たこともないし、秋葉原っていう土地がなんかやる気を出すので変える気も起こりません。 今や懐かしさすら覚えますよ、この店は。 っても普通の居酒屋チェーン店だけどね。 ちなみにこの店教えてくださった本人は今オフ会には来ていなかったりしますが...。

 半年に1度行われるワンフェスとオフ会。 それは、物欲だけのイベントではなく、人と人とをつなぎ止めておくための存在の様な気がして...。 これから先、いつまでこれが続けられるのだろうとふと考えたりします。 ワンフェスは永遠ではない。 でも、人と人との絆は永遠であって欲しいと思うのでした。 (別にONEやってたからそう思ったのではないぞよ)

 帰りは行きと同じルートで帰った。 ちょっと荷物が多かったが、完成品を宅配すると泣きを見るので根性で持って帰る。 次の日は休みを取った。 そして泥のように寝た...。


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