ドールズパーティー。 ここ最近盛り上がっている、創作人形のイベントである。 我々のようなガレキの人間はいわばオマケみたいな物であるが、元々ガレキメーカーだったボークスが主催と言うことで、ガレキスペースも存在する。 今回で５回目らしいが、ディーラーとしては私は初参加。 ワンフェスリセット後、いろんなイベントに出ていこうと思い、参加に踏み切りました。 しかしコナミ版権は降りず、今回から一緒に参加してくださることになった、ひろみかんさんの里村茜のみの販売となったのでした...。

↑果てしなく青い、この空の下で…。とても気持ちのいい陽気。こんな天気なら外で列んでも気分がいいだろうな。ちなみにこの写真は夕方の物。

　ドルパの搬入時刻は9:30まで。新幹線の始発で行くとピッタリギリギリって感じ。でもこれだとさすがに不安なので、夜行バスで明け方着くようにしました。

　神戸発東京行夜行バスと言えば、猪名川由宇と主人公が乗ったアレやね。とか思いながらバスに乗る。夜行バスってのは初めて乗ったんだけど、こんなにも乗り心地の悪い乗り物だったとは。片道だけにしといてよかった...。

　６時に東京駅着、「八重洲口」って言葉に毎回反応する自分に苦笑しながら、ビッグサイトへ向かう。かなり早めに着いたので、ベンチに座り、長い行列を眺めながら朝食をとった。

↑ブースはこんな感じ。色補正しているので明るいですが、会場はもっと薄暗い。ちなみにこれは午後の風景。

　そうしているウチに待ち合わせ時間となり、たまさん、ひろみかんさんと合流。 そして搬入。 ワンフェスと同じように手続きを済まし、ブースを作成する。 ３人共お互いの原型を見せ合いながら和気藹々。 ちょっとした憩いの一時である。

　ある程度時間が経つとディーラーの人達が見学モードに入る。 やはり茜は好評で、みんなが見入って行く。 ま、あっと言う間に完売であろうと確信した。

　さて、私の白雪さんはと言えば、版権降りて無い以上、展示もまずいだろうということで、ひな壇に置いてはあるものの、紙で囲って隠しておいた。 訪ねて来る人がいたら、見せてあげるためだ。

　開場が近づいて来たら、スタッフの人がやって来て、コナミ版権のものを非売品と明記してくれとのこと。 なんでも、今日はコナミの人がやって来ているらしく、前回無版権で売ったところがあって問題になっているらしいのだ。 「１人の心ないディーラーの為に他が迷惑する」。 ワンフェスで言われていた事が現実になっていたわけだ。 これがなかったら、版権は降りていたのだろうか...。

　しかし、展示そのものは問題ないらしく、版権落ちの事と今後の予定を書いて堂々と展示しておいた。 展示可だと分かっていたら八重さんも持って来たのになあ。

　５分遅れで開場。 目の前のふんでぃんぐすばなブースに一気に人垣ができる。 ついでにムサシヤブースからの行列も流れて来て、二重の人垣でブース前は埋め尽くされた。 それでも開場とともに茜は２体売れる。 そのうち行列も消え、１３分には茜は完売。 とりあえずホッとした。

　そのうち、白雪さん目当てでやってきた人達が現れてくる。 事情を説明すると、ほとんどの人が「神戸はいけないからワンフェスで買おう」という反応だった。 ワンフェスで集中してほしくないから今回先行発売したかったのに。 これじゃ、またワンフェスで買えない人が増えちゃう。 オラ雪の分もあるのに。 とはいえ、反応は上々。 安心して売れるなと思ったが、ひろみかんさんのにはやっぱ負けてるよね。 あっちの反応はもっとすごいもの。 「再版しますか？」の質問の量は今までで最高だった気がします。

　八重さん目的で来た人もいた。 聞けば大阪からやって来たとか。 関西では八重さんの販売予定は無いので、どうしたものか...。

　訪ねて来てくれるお客さんには、「今ときメモ作ってくれるのは、らくがき塗料箱とSUPERVISORさんしかないから」とか「次も期待して増す」とか「殺人コアラの頃から注目してました」とかいろいろなエールをいただき、とても嬉しく思いました。 特に、最後の意見なんて、涙出ますよ。 知らない人達の応援は目に見えないけど、こういうところで形にしてくれれば私の活力となります。 ホント。 連絡ちょうだいね。 見てるだけじゃ無くてさ。 たった１人でも、応援メッセージがくるととても励まされますから。

　たまさんの原型も見づらいところにこっそり置いておきました。 でも、結構見て行く人はいたみたい。 キャラ分からなかっただろうけどなぁ。

　あと、次回作原型もこっそり置いたりして。 常連さんにだけお見せしました。 わざわざ来ていただいたお礼にと、前日急いで形にしたもので。

　さて、イベントも中盤に差しかかったとき、１つの情報が飛び込んで来た。 それは、「ときメモ２のフィギュア売ってるところがある」とのこと。

　どういうこっちゃ？ 早速確かめに行くと、ペーパームーンのブースだった。 どうらや当日版権ではなくて、独自に版権取ったもの見たい。 証紙がKONAMIの物だったしね。 出来はというと、悪くないレベル。 ３体ともまぁまぁだと思いましたが、値段が高めなので売れ残ってました。 コナミ、版権降ろす気はあるんだよね。 イベント自体への信用ってのが今回の原因なんだろうな。 次回は降ろしてくださいよね。

　ガレキスペースは大きくなく、見学もすぐに終わってしまうので、後はブース内でだらだら。 夜行バスのせいで疲れているけど、眠くなる程も疲れておらず、ひたすら時間をつぶす。 ３人とも疲れで会話も無く、たまさんと私なんかは原型取り出して作り始める始末。 あうー早くおわらんかな。 （今回の他ブースの作品については日記で書きます）

　で、終了。 主催者の「皆様の健康をお祈りした」挨拶で幕を閉じた。 ワンフェスみたいなぎすぎすした雰囲気も無くていいよね。 今回はサンプルとして納める物もなかったのでさっさと撤収。 秋葉原へGo!

　コトブキヤに行ったら「箱」が売ってた。 そう、イベント用の箱。 ちょうどパッケージで悩んでいたので即買い50個Get! 大きさも、白雪さんのキット１セット持ってたから確認出来たしね。 一緒にファンドも買っといた。 切らしていたもので...。

　後は適当に店を回って解散。 ９月のWHF、12月のドルパにも出ようねと誓い、それぞれの帰路へと着いた。 やっぱり、イベントは１人で出るより複数人で出る方が絶対楽しいと思いました。 イベントでしか会わない人間関係だとしてもさ...。

　ひろみかんさんの作品はやはりすばらしいものでした。 正直、負けたと思います。 ご本人は謙遜してますが、客の反応見てもそれは明らかですよね。 まースケールの都合上、私のはインパクトは小さいのから同じレベルでも負けますがね...。

　自分にとってはいい刺激になりました。 今の結果に満足せず、より上のレベルを目指して頑張って腕を上げなくてはならないと思うのでした。

　今回は、自分の作品は売れなかったけど、らくがき塗料箱の知名度アップにつながったはずでしょう。 より多くの人に注目してもらえるということは幸せなことですよ。 ひろみかんさん、私も今後に期待していますよ。

　ところで、今回の展示。 両脇にアジサイの花を置いたのはたまさんのアイデアです。 なかなかいい感じに決まってましたよね。

　それでは、神戸でコナミ版権が降りることを祈って...。

　ドルパはこの秋、福岡、大阪、名古屋と開かれるようですが、いずれもドール専門イベントです。 ガレキディーラーが参加できるのは、東京のドルパ６となります。（12月9日ビッグサイト）