海洋堂 1/8 古式ゆかり(制服)

PartW 塗装編

 塗装です、トホホ。戦車な私にはあまりに大変な作業です。 基本的技術には問題は無いかと思いますがセンスが?なのでいろんなお店・HPで勉強してから始めました。 筆塗りが多くなるし塗料は田宮エナメル中心です。

 頭部はエナメルレッドをベースにホワイトを加えて溝のレッドを残しつつグラデーション。(戦車そのまんま。)で、ハイライトにエナメルのフレッシュにホワイトを加えた物で入れます。 赤系の場合、グラデーションは控え目にしないと白々しくなってしまう(明度の上げようがない)ので要注意です。 でも筆塗りなんて何年ぶりかなので下手っす。 おもいっきり厚塗りの痕が残ってしまってます....。(濃すぎたようでございますぅ。)

 お肌はエナメル。 以外といけるんですよ、手間さえ惜しまなきゃ。 ホワイトを加えて行きグラデーションかけます。 最暗部には田宮アクリルフレッシュで調整したりします。 でもお顔が瞳塗装の最触ってるうちに汚れて黒ずんでしまった様な....。 うーん、もともと濃すぎたかなぁ。手足と色調が違ってしまってる。(反省)

 制服は当初エナメルベースに水性グラデーションでしたが、フィギュアらしくないと思ラッカーのキャラクターブルーにリペイントです。 でもやっぱりラッカーはmm単位でグラデーションを入れるのは不向きです。 なんか上手く行かないなぁ、ちょっと不満。 ”しわ”のハイライトはエナメルのフレッシュにホワイトを加えた物を使用。 単純にベース色にホワイトだと寒くなるので良くないと思う。 なお白いラインは一度ガイド線をパテ埋めしてからマスキング。 この方が余程下手な元のモールドより良くなる。 でも袖はマスキングが大変なのでパス。

 リボンもエナメル。 艶消しイエローベースにホワイト・オレンジでブレンディングする。 でもオレンジが強くなりすぎて意味無し....。(反省)

 マフラーもエナメル。 エナメルはモールドのある塗り分けでは結構にじんでしまうので注意。 どうせ一発では上手く行かないので後に制服側から筆でリペイント。 制服のこの部分はシェイドになるので筆ムラは目立ちません。

 靴もエナメルでブラウン。 後にグロスクリアーを吹くと質感が出ます。 靴下もエナメルホワイトで、乾燥後にスカートの白いひらひら(?)と共に水性ブルーで軽く墨入れ。

 手提げ袋もまたまたエナメル。(もうエナメルバカとでも呼んで下さい。) 初めフラットイエローを吹いたらあまりに発色が良すぎて。 副武装が目立ち過ぎてはダメだと思い、わざと下地を艶消しバフにしてからリペイント。 この方が落ち着いて質感も出たと思う。

 最後に台座です。 今まで割とあっさりと書いてきましたがフィギュア初めてだけに実際には果てしない苦労があったんですよ。(と思う。) それだけに戦車な人間にはこれはとても息抜きになります。 もうホント、楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 楽 ぅぅっっ の一言(?)!!。 下地はラッカーのマホガニーでそれにバフを加えていき2段階にハイライトを入れます。 無機物ですからかなりきつめに入れる方が見栄えは良いかと思います。 で、ベースの枠は自作の水性NATOブラック(戦車用)で塗装し、グロスクリアーをかけてます。 ネームプレートはジャーマングレー(おぉっ、なんと懐かしい響きか!)をベースにホワイトできつめにドライブラシ。 勿論前を向けましょう。

 後は瞳を入れて(高級筆だと以外とあっさり行く)古式さんは完成です。 計5日(組立)+3日(塗装)+1日(瞳入れ)ですが暇さえあればずーっと一日中作ってましたので終わったときには燃え尽きてました。


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