海洋堂 1/8 藤崎詩織(PARTY DRESS)

CBLGさんのレビューです(感謝)。

 このキットは、個体差もあると思いますがパーツの合いも良く組み立てやすい製品だと思います。 ただ、私のキットには顎のところに気泡が1つあり、大変でした。(顔の気泡は遠慮して頂きたいものです・・・海洋堂さん!) あと左足のパーツ分割をもっと上にしてほしかったと思います。(処理が大変なもので)あと眉のラインもほしかったですね。

 パーツの洗浄を終えたら、ゲート・パーティングライン等の処理を行います。 左足と胴体は接着し、田宮のラッカーパテで処理しました。(パテは収縮するので1週間程乾燥させてから耐水ペーパーをかけます) 他のパーツは全て塗装後接着します。(現在はアルテコSSP−HGが発売されましたのでお勧めです) 表面処理を完了したらサフを吹きます。サフはザ・白いサーフェイサーを使いました。

 やはり作業の中心は塗装です。 最初に全パーツに艶消しの白を吹きます。 次に各パーツの塗装ですが、私は筆塗りがあまり得意でないのでほとんどの部分をエアブラシで塗装しています。 塗料は、グンゼMrカラーが中心で服など一部をのぞいてすべて艶消を使っています。

 色は、実際のゲーム画面を見て自分で勝手に解釈して決めました。 たぶんこのキットを作る人が一番悩むのは服の色ではないかと思います。 まず、カッパー(銅)を吹き、乾燥後その上にクリアーレッドを重ねました。 光が当たると結構綺麗で気に入っています。

 ヘアーバンドの水玉は最初に全てをイエローで塗装します。 乾燥後マスキングテープを丸く切って水玉の位置に貼っていきます。 その後ブラックを吹きマスキングを剥がします。 こうするとブラックの上にイエローを塗るよりも発色がよくなります。

左から 拡大 右から

 顔ですが「人形は顔が命」というように一番気をつかう部分です。 あまり上手ではありませんが、写真等で拡大しても違和感のない様に努力をしました。 まず白目の上の部分をグレーで塗ります。ここから先はエナメル塗料で行います。 ブラックでまつ毛、目の外側を描き、瞳の中を塗ります。 これは2種類のレッド系の色で表現しました。 最後に光彩をブラック、ハイライトをホワイトで描いて完了です。(自分ではかなり手間をかけたつもりですが1/8ということであまり効果は感じられかったのですが・・・) 瞳描きのBGMはもちろん「2人の時〜forever〜」です。(笑) なお、こだわりで、髪のハイライトはいれてありません。

 フィギュアは作る人によって全て違う表情を見せてくれます。 完成品を飾ることも良いと思いますが、このレビューを見てフィギュア制作に興味 を持って頂ければ幸いです。


CBLG

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