ハンナソフィア 複製 '99年 8月1日


↑ハンナ大量生産の図。白いのが造形村キャスト。結構水分による気泡が気になる...。
↑ソフィア大量生産の図。下にしいてあるのはフラワースタンドの箱。
↑今回使ったシリコン型達。お疲れさまでした。
↑らくがき塗料箱ガレキ生産工場。キャストでベトベトになってしまった。

 終わったぜ...。 結局キャストはテスト抜きとか含めて約3.5kg使いました。 1万5千円ぐらい使ったことになるのかなぁ?

 キャストはベルグ製のアイボリー120秒硬化タイプを使いましたが、水分による気泡がひどくて結構無駄消費してしまいました。 コップに移して、1時間もするとすでに使い物にならなくなりますからね。 1時間で抜ける量だけ作業カップに移して抜いて、また容器から作業カップに移して...の繰り返し。 ですから1時間で抜ける量を計算して容器から移していけばいいわけですが...。 これを確立するまでに結構キャストを使ってしまいました。 冬とかだとこんな苦労もないのですが...。

 さらにクーラーを使えば結構気泡を押さえられるのも今回改めて実感できました。 やっぱり夏場のキャスト抜きは湿気とスピードが命ですなぁ。

 で、調子よく抜いていたのですが、ソフィア8体目くらい抜いたところでキャストがつきてしまいました。 よく見るとB液が大量に残ってたりして(キャストはA液とB液を混ぜる)。 知っている人は知っていると思いますが、キャストはB液の方が比重が重く、混ぜるときは重量比で1:1になるように混ぜます。 だから、A液の方がもともとたくさん入っているハズなのです。 なのにベルグから買ったキャストは体積同等、いやむしろB液の方が多かったのです。 なんじゃそりゃー。 絶対納得いかん。 体積で適当に見て容器に入れてんじゃないの? なんか1kgにつき150gぐらい損した気分。

 しょうがないのでキャスト追加しなければ。 でも今から注文したのでは間に合わない。 近所の模型屋で買うしかないか。 でもあそこは1kg単位で売っているのは造形村キャストしかないのだ...。 しかもたった2体のためにキャスト買うのももったいない。 販売数を減らしてしまおうかとも考えました。 でも、よく考えたら2体売ったら6000円。 キャスト1kgなら十分お釣りが来る(完売すればの話だけど)。 購入決定! しかもベルグのキャストは1kgで2800円+送料なのですが、造形村キャストなら1kg2000円とお得。

 でも、造形村はイヤな理由があります。 180秒硬化なのです。 これが遅い! 夏場抜きは作業コップに移してからいかに早く作業を終わらせるかが重要なのに、硬化待ちで時間をとられたのではダメダメ。 私のシリコン型は120秒タイプで流し込めるように湯口も削りこんであるのだ。 でも、そんなことも言ってられず、造形村キャスト購入。 よく考えたらあと2体。 硬化遅くても問題無しじゃないか。

 実際使ってみてると、やはり硬化が遅いだけあって、細いところに流れやすいのですが、脱型できる状態になるまでかなり時間がかかってしまい、しょうがないのでふにゃふにゃ状態で抜くことになり、その際歪みまくり。 なんかヤな気分。 でも水分による気泡は全然なかったので満足です(クーラー効果もあるけど)。 ...しかしまぁ造形村の真っ白なレジンはラムネ菓子のように見えるのは私だけでしょうか。

 ところで、一般的なキャスト容器のあのふた。 上から押して「パチン」と開けるアレ。 アレを閉めるとき、ふたに逆向きに力を加えて戻すわけですが、あのときの「バチーン!」って衝撃が私はスゲー嫌いなんですがみなさんどうですかね?

 さて、次は説明書製作ー。


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