ソフィア Full Scratch '98年 10月18日


 はい。できました。 日記を更新する暇もなかったのでいきなり内容がとんでますね。

 ここまででやったことは、足首(靴下&クツ)、スカートの分割、その他細部モールド入れなどなど。 あとは、ラッカーパテ&サーフェイサーでひたすら表面処理です。 表面処理は知っての通り、時間と根性と愛情の戦いです。 ひたすらやり続けましたが、やはりある程度のところで妥協しなければいつまで経っても終わりません。 とりあえずここまでで終わらせましたが、よく見ると細かい傷もあります。 しかし、複製でここまで再現されるかどうかもわかりませんし、これ以上はレジン化してから行った方がいいかもしれません(制作者の負担になりますが)。 まぁ、少なくとも前作のみのりちゃんに比べれば遙かに状態はいいので、まぁ良しとしましょう。

 原型を終えてみての今回の感想です。 正直言って、ここまで1つ物の制作に情熱を込めたのはたぶん初めてだと思います。 ほとんど毎日手を着けていたし、日常生活の中での観察や考察など、この数ヶ月の間、頭からソフィアのことが消えたことはありませんでした。 そのせいで本来しなければならないことをさぼってしまったこともありましたが。

 さて、デキの方はといいますと、まぁ90点以上はつけられると思います。 色づけをしないと実際どんな感じになるかわかりませんけどね。 しかし、もっともっと良くなるはずだという認識はあります。 今回の制作で、より効率的に制作するマテリアルやツールの使い方や、障害となることを結構学びました。 次回作ではこの知識を生かしてよりよいものができるはずだと思っています。

 ところで、原型の仮組には真鍮線を通したり、瞬着の点止めができないので(原型に傷を付けられない)、撮影時やバランスを取るために客観視するために自立させることは難しいんですよね。 この撮影も、マスキングや両面テープによって微妙なバランスで立っています。 ちなみに10分後には倒れました。よって現段階での、多方向からの撮影は勘弁してください。

 あと、胸リボンと左もみあげが干渉しやすいことがわかりました。 もし、買ってくださる方はお気をつけください。


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