ソフィア Full Scratch '98年 9月26日


 やっと出来た...。 2週間半かかりました。 簡単そうでものすごく難しかったです。 一番ネックになったのは三つ編み。 よく見るとソフィアは三つ編みが2重になっているんですね。 しかも、もみあげ部を前に回り込んでいるため、パーツの分解には頭を悩ませました。 もみあげと後ろ髪は別パーツとなるのは当然ですが、三つ編みはもみあげと後ろ髪、両方と干渉します。 さらにこれらは前髪との干渉もあるのでもうワケが分かりません。

 で、結局悩みに悩んだ結果、三つ編みと後ろ髪と、もみあげの三つ編みより上を同パーツにする事にしました。 しかしこれでもパーツ数は多いので、抜きの制度が悪ければパーツの合いで苦労させることになってしまいました。 また、左のもみあげと左手が一体化のため、さらにパーツの合いの微妙さに追い打ちをかけてます。

 顔─後ろ髪 
 │  │
上半身─左手
↑つまりこのようにパーツが接着されるので、お互いのパーツの隙間が完璧でないと隙間が出来てしまうという...。 ま、複製に期待しましょう。>Hit

←頭部の全パーツ図です。

前髪

 木工用パテで作成しました。 前髪パーツは薄くなることが予想出来たからです。 ファンドでは難しいですからね。 大体の形を練りだして、デザインナイフで削って細部を形作ります。

 ソフィアの前髪は美樹原さんのように脳天からつながっているようにも見えますし、またおでこの生え際から前髪が生えているようにも見えます。 言い換えると、薄くも見えるし、厚くも見えるということです。 この矛盾を解決するには結構悩みましたが、生え際で段差を作ることで結構それらしくみえることが分かったので、結構すんなり出来ました。

 顔は前回の日記のままですので書くことはないのです。 三つ編みとの干渉のため少し左右を削ったくらいでしょうか?

もみあげ×2

 簡単そうに見えて意外と苦労しました。 なぜなら、他のパーツと密着させないと頭から生えているように見えないからです。 それに接着面が曖昧で、既にパーツはバラバラになっているので、干渉の調整のため何度も仮組をさせられるハメに。

 ファンドやパテで直接作ることは出来ず、まず針金で骨を作り、ポリパテを盛りました。 特に左のもみあげは左手との一体化なので更に鬱陶しい...。 それにこのパーツ、抜けるの?

後ろ髪

 写真では見えませんが、顔パーツとのダボを作っています。

 パーツそのものは切り取った後頭部にファンドを少しずつ盛りつけ、イメージを膨らませていき、ペーパーがけで髪らしくシャープにしました。 まぁ、これはあまり苦労しなかったのですが、前述したように三つ編みで死にそうになりました。

 最初ファンドをひも状にしてそれを三つ編みして貼り付けようとしましたが失敗。 ひも状にはできても、引っ張ることは出来ないので編むのが難しく、とても醜い三つ編みとなってしまいました。

 他にも、金属線のような物を三つ編みにして、そこにパテを盛りつけるとか、いろいろ試行錯誤しましたが挫折。 結局削るしかないということで木工用パテを盛りつけ。 デザインナイフでちまちまちまちま...。 でも、これが一番綺麗で確実だということが分かりました。

リボン

 これは胸リボンでも一度やっているので苦労はしませんでした。 木工用パテで大体作って、デザインナイフ&リューターで削りだし。


 いかがなもんでしょう? 自分では良くできた方だと思うのですが...。 ここまで来るとソフィア!って感じがしてきたでしょう? あ、そうでもない?

 ロングヘアは上半身と干渉するのでどうしても上半身を作ってから髪パーツの作成へと手順を踏まなければなりません。 それから、髪を先に作ってしまうと顔が完成してしまい、そこで満足して止まってしまう事ってありません? 楽しい作業は後に持ってくる方が作業が長続きすると思うんですけど。 ま、それは性格の違いですけどね。


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