デジタルとリアル '23年2月12日


 今回のワンフェスはコロナ第8波が収束しつつある状況で、これまでに比べると感染リスクが少ない状況。 それが理由かはわからないが、これまでに比べて非常に混雑している印象だった。 全部を一通り見るのにかかる時間もこれまでより長くかかっており、参加者の数だけではなく、レベルの高い作品が増えたように思えた。

 特に細部の作り込みが凄い作品が増えており、これはデジタル造形の普及による物なのではないかと推測する。 まぁ、勝手にそう思っているだけで、実はアナログ造形なのかもしれないけど。


hatch scale
水着シロコ
なんだかんだ言ってシンプルに水着は良い。エロいがギリギリ卑猥ではない。これはブルーアーカイブっていうゲームらしいが、今回たくさん見かけたように思う。

ADAMANTIUM FACTORY
ジャック・バンコラン
これは懐かしい…といってもパタリロはまだ連載が続いている作品で、最近舞台化もされてたりする。単なるネタで終わらないハイパークオリティ。立体映えするように考えられたポージングも完璧ですな。

GSプロジェクト
雪花ラミィ 私服ver.
カーディガンの編み込みの表現、靴、サイドのマスコットの模様など細部の作り込みがスゴい。そしてワンピースのチェック柄などが筋彫りモールドで表現されている。遠目に見ると筋彫りには見えず、代わりに布の質感を感じられるのはなかなかスゴいなと思った。これもデジタルなんでしょうか。


eyewater
二次元的骨格標本少女 富井アンナ
顔のパーツを外すと中から骸骨が出てくる。アニメ顔って中身の骨格はどうなっているのか考えてみたって事かな。ファンタジーに無理にリアリティを押し込む面白さ。


光合成箱
MEI SHIZUKU
羽の表現素晴らしい。これもデジタル造形なんだろうなと思うが、デジタルであっても大変そうだ。

molding mule
SLACKER
リアル系フィギュアも増えたように思うんだけど。なんでリアル系だとダークな雰囲気になりがちなんですかね。小さく座っているので目立ちにくいが、袖や足首あたりの服の質感がスゴい。


ばななてーぷ
Alice
やっぱりリアル系はダークになるのはなぜなんだろう。手に持っているのは心臓か何か?

甘い蜜の部屋
ドイッチュラント 「魔姫の夜宴」
ここのブースにあった作品はどれも良かったのだけど、一番気になったのはコレ。やっぱり自分はゴスロリ好きっぽい。

essence.
ジャンヌ・ダルク[オルタ]
彩色版が展示されていないのが残念だったが、むしろこの方が肉感が感じられるような気がする。締まった腰回りに食い込む革ベルトがすっごい良い。

JINTO
FAIRY EGG
かなり小さい作品。妖精が卵から誕生した所なのかな。足先が何か異世界の獣感を出しているが、ここがどことなくダーク。

ザイマーズ
AIRI
ダークじゃないリアルフィギュアあった。着ている衣装は非日常的だが、ファンタジー感は無くて現実感がある。左に貼ってある壁紙はソフマップっぽくしたかったのかな。

はこむす
グラスワンダー
ウマ娘は今回特に多かったネタの一つ。元ネタを良く知らないので似ているのかどうかは分からないが、これは顔の造形に特徴があってなんか好き。

おもハイ思想
阿慈谷ヒフミ(水着ver.)
よく見るとあばら骨が表現されてて、スレンダーボディへのこだわりが感じられる。ここだけ妙にリアルなのがなんかぞわぞわ来る。

IBCセミナー
空也上人
今回の最大インパクト。1/1サイズの頭部の作品なのだが、毛穴まで再現されている超絶リアル造形。で、口元にある6体の仏像は…。これは教科書とかにも載ってた、六波羅密寺の空也上人像が元ネタですね。南無阿弥陀物と唱えた音が仏様の形になったという話を表現した仏像があるのだが、なぜコレを作ろうと思った?いや私も好きだけど。で、仏様の方はなぜか無塗装なのはなぜ?いやコレは制作途中なのか?いろいろと謎が深まる。

SUM ART
into the dark forest
こちらも元はダーク系リアルフィギュアだったと思うのだが、色合いと展示の仕方が違うと明るく見えるね。塗装済み完成品として販売しているようですな。


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