ビッグな変化その2 '16年7月24日


 今回は割と涼しかったですね。

 ここ最近、海浜幕張駅から幕張メッセへと続く道のりの途中で、ガイドブック買いますよと声を上げているダフ屋が居るのが気になる。 ガイドブックが入場チケットであるというルールは、入場してもチケットが使用済みにならないのだから、ダフ屋にとっては都合のいいシステムだわな。 かといって、大量の入場者のチケットを切り離すのも大変か。 まぁ、現在のところは運営に影響するほどじゃないのでダフ屋の存在は放置って所なのかね。 20年くらい前は、チケットとガイドブックは別だったけど、あの頃と今とでは規模が全然違うからなぁ。

 さて、前回からワンダちゃんNEXTDOORプロジェクトってのが始まってて、毎回違うイラストレーターが描いたワンダちゃんのフィギュアをオフィシャルブースで売っている。 ガイドブックを読んでみると、このフィギュアの生産ってグッドスマイルカンパニーなんだってね。 オフィシャルだからと言って海洋堂が生産しているわけではないというのは、なんか時代の変化を感じるが。 それだけグッスマの生産能力の高さが評価されているという証のように感じた。

 では作品紹介。 今回目立ったのは、艦これ、ラブライブとかですかね。 私は最近、情報量をたくさん詰め込んだだけの作品には興味が無くなって来てて、シンプルだが基礎の部分がちゃんとできている物の方に興味が湧くようになっているんですが。

まぬるねこ survival01
 髪の毛の質感とか好き。 逆光でバックが黒という、撮りづらい配置だったのだが、作品の雰囲気にマッチしている気がするのでまぁいいか。
wisywig 睦月
 後で調べるまでこれが 艦これ だとは分からなかった。 スク水というシンプルなスタイルだが、非常に作りにくいと思うポーズでの立体化で見応えを感じる。 ちなみにこのポーズ、足首の関節が柔らかくないと出来ない。 和式便所を使わない現代っ子には難しいとか。 あ、でも艦これって事は、洋式便所の無かった時代の子と考えることもできるのか。
GREEN LILY 美也
 なかなか面白いポーズだと思う。 後で調べたら、オフィシャルのイラストが元になっているみたい。 けど、少しアレンジを加えているようで、オリジナルと全然違う感じの存在感を出しているのが素晴らしい。 私は原作を知らないので、素直に受け入れられた気がする。
王者の剣 キュアアクア
 プリキュアは、過去作品しか販売できないという制約があるので、各原型師の好きな作品やキャラがバラけて面白い。 キュアアクアは確かクールなキャラだったと思うけど、この作品はなんか可愛らしくディフォルメされて独自の魅力が光っている。 目線をもらえる角度だと手が邪魔して口が見えなくなるというもどかしさはあるが、だからこそ、いろんな角度から見たくなると言えなくもない。
ラハリト ティナ
 グラブルのキャラだそうだ。 CMは知っているがどんなゲームなのか知らないです。 顔つきがちょっとさっぱりした感じになっているので、原作好きだと違和感あるかもしれないが。 私としては、独自の顔つきが魅力として見える。
Sakaki Workshops 霞ヶ丘詩羽  作品そのもののクオリティは文句のつけようがない出来。 多分下の等身大バージョンと同じデータなんでしょうね。 ちょっと違って見えるのは、レンズの画角による違いだと思う。
モワノー 松本イズミ
デザインココ モモ
びーふる 鹿島
Sakaki Workshops 霞ヶ丘詩羽
 等身大フィギュア4連発。 前回から感じた事だが、巨大フィギュアの展示が増えた。 デジタル造形の普及は、フィギュア界においては革命であるが。 消費者側からすると、製作過程で使われる手法が何であるのかはどうでもいいことだ。 けど、スケールが自由自在に変更できるというメリットは、大きなフィギュアを容易に作れるという変化をもたらした。 本当に画面から抜け出てきたようなフィギュアたちが、今後も数を増やしていくだろうことが期待される。

 そして今まで見た等身大フィギュアに感じていた違和感と言うのは、スケールの大きさじゃなくて、原型師のスキルが大型のまま作ることに対応できていなかっただけだったと分かってしまった。


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