撫子さん Full Scracth '07年9月24日


 結局夏のワンフェスにも間に合わず。 ちまちま作っております。 けどもうすぐ冬のワンフェスの申込み日と言う事で、一旦アップしておきますね。

 まず、腕の角度とか違和感あったので見直してます。 一発で決められなかった自分はまだまですな。

 和服って言うのは、前で2重に布を重ね合わせているわけで、歩く時は裾の部分でそれが見え隠れするわけです。 その2重構造を表現するためのパーツ分割で悩みましたね。 さらに和服というのはどうしても下半身が単調になります。 真っ直ぐですからね。 それに変化を付けるためのシワの付き方。 これもかなり悩みました。 この写真じゃその凹凸が分かりにくいけどね。

 それと、カバン。 無しでも良かったのですが、どうしても物足りないので何か持たせたかったのです。 和服というと巾着袋のイメージが強いのですが、これの再現を何度も試みて失敗。 紐の部分がどうしても再現出来ないからです。 針金などで再現しても、レジンパーツとした時に強度を保つためには太くならざるを得ず、そうなるとどうしてもおもちゃみたいになってしまいます。 そこで、和服に合うカバンで、レジンキットとして作りやすい物を探して再現してみました。 持ち手の部分が竹みたいなもので出来ていると思ってくれると嬉しいのですが…。 もう少し質感いるかな。

 後ろ帯は「みやこ結び」という結びが割と面白いと思ったので採用してみました。 ここも何回も作り直してますが、まだ体との一体感というか、帯っぽさが表現し切れてない気がします。

 時代背景は現代のつもり。 江戸時代とかの子じゃありません。 なので髪形は自由。 茶髪でもいいかなぁとか思ってるくらいですが、どうでしょうね。

 ところで、フィギュアにおいて前髪の形状というのはかなり印象に影響する部分です。 日本風を出すために、前髪は切り揃えています。 しかしこの手の形状をフィギュアで作ると、前髪によって目に影が出来てしまうという問題があります。 特にイベント会場では真上から光か来る関係上、これが顕著になります。 これを避けるために、前髪は下に行くに従って奥にはいるようにして光が目に入りやすい角度にデザインしたのが左目です。 右目はさらに前髪をかき分けて、目の上の前髪をどけています。

 …ま、こう言うのは黙して語らず。 の方がカッコイイかもね。

 でもって女の子には、浴衣以外にも和服を着て欲しいなぁ。 日常で和服を着るのは、カッコイイと思うよ。


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