JAFCON初参加! '00年 7月30日


 今まで行くことが出来なかったJAFCON(毎年研究室のイベントと重なってた)。 今回は行くことが出来る...が、ワンフェスが本命の私としては貴重な日曜がつぶれるのは結構痛いのであった。 しかも疲れるだろうから数日間は飛ぶな...。 と思って躊躇していたが、JAFCON2日前「新幹線の中で作業すれば時間の無駄にはならないんじゃないのか?」とかふと思って参加決定。始発列車ならあまり人はいないし、帰りはHitくんと一緒に帰るだろうから大丈夫だ(彼は名古屋在住)。 というわけでパテ盛って前日は就寝。

 というわけで当日朝4時に起床、5時に神戸発始発に乗り、新大阪6時出発。 洗面所で水汲んできて、車内でひたすらペーパーがけ。 他にやることないから作業が進む進む。 8割方終了。 で、9時に東京到着。 そして9時半にビッグサイト到着。 10時開場だがピクリとも列は動かず、10時50分に会場内へ入った。


 さぁ、最初に行くところはすでに決まっている。 ここだ。

 かなやん堂。 今回の新作「滝澤せり」である。 「横濱ランチ」で有名なかなやんさんの作品は、以前から好きでした。 雑誌とかに掲載される商用フィギュアで、私の目に留まる物のほとんどはかなやんさんの物なんです。

 そして最近かなやんさんのHPで新作の「せり」を見て感動しました。 制服が持つ硬めのしわ。 ルーズソックスが持つ三角形のシルエット。 セミリアルな顔立ち。 そして透明感のある肌の塗装。 こういうのを作りたかったんだよ俺は!

 HPでの通販を待っていたのですが、掲示板でかなやんさんご本人に聞いてみたら、JAFで初売りってことで、JAFCON行くならコレを最初にゲットと決めてました。 そして今現物が目の前に! おおっ。 これかあっ。

 かなやんさんに自己紹介し、とりあえずゲット! 写真撮影もしたかったんですが人が多いからとりあえずその場を去った。

 さて、同じかなやんさんの作品で京商から出てるヤツがあったんですが、コレはすでに完売してたのでヤメ。 とりあえず見学モードへ。


 ワンフェスよりもディーラーが少ないのでじっくり見て回れます。 しかもどれもいい物ばかり。 ワンフェスに比べると、下のレベルが高いっていうのか、下手な作品が少なくて安心して回れます。 ではそんな中で、これはと思った物を紹介しましょう。 ちなみにときメモ2作品は別頁にあるのでそちらを参照してください。

 今回一番印象に残ったのがコレ。 RADOXのララァ・スン専用モビルアーマー。 なんと1/144サイズ。 50cmくらいはあります。 そしてなんといっても目を引くのはこの塗装。 まるで金属です。 もはやプラモデルという領域(レジンだけど)を遙かに越えてしまっている感じがします。 久しぶりにフィギュア以外で感動しました。

 JAFCON来て良かった。 こんなのワンフェスじゃ絶対見られなかったよ。

 それともう一つ。 いなば物置の作品です(1/6サイズ)。 「まぼろし月夜」っていうDCのゲームらしいんだけど、それのキャラらしい。

 これは凄い。 この巨大な髪の毛。一体いくつのパーツで構成されているのか想像もつきません。 写真じゃ見えませんが、縛った先の部分なんてマツボックリのようですぜ(?)。 私には髪の毛1本1本から気合いのオーラが発せられているように見えました。 この滑らかな曲線美。 ウチのゆっきーもこんな風に作れたらいいのになぁ...。

 もちろん良いのは髪だけじゃありません。 顔もいいバランスだし、表情もお茶目でいいです。 和服ならではのしなやかさも巧く表現されています。

 最後におまけ。 こみパのガチャサイズフィギュア。 模型の王国の作品です。 ここではJAF子ちゃんなど、多くのミニフィギュアが展示されていました。 このサイズのこみパの作品を見たのは初めてということもあり、なんか嬉しかったです。 ワンフェスで販売予定らしいんですが、ぜひほしい一品ですな。

 全体的にはやっぱラブひなとかさくらが多いんですが、私にはKanonの作品がよく目に映りましたね。 しかもあゆよりも舞の方が(ゲーム知らんけど)。 この制服のでっかい襟って、みつナイの制服に応用できないのかなとか思ってみたり...。


 一通り見て暇になったので、あとは再びかなやさんのところに行って撮影&しゃべりまくり。 結構長居しちゃった。 失礼しました〜。

 で、次にあさぽんさんのところに行って挨拶。 「佐倉さんは進んでますか〜?」 何々?水着の模様が面倒でモールド作るのが大変だって? じゃ、スクール水着にでもしますか。 とかいう会話をしつつ、ワンフェスでの完成を期待しつつお別れ。

 そしてアルビーヌV6Tさんが出展されているブースへ突撃し、ブース内でくつろぎました。 ここでたまさんの事をようやく思い出す。 あ、そういえば会う約束してたっけね。 早速TEL。 ついでにHit君も呼び出してブース内で雑談しまくり。 ほとんどオフ会状態ですな。 いやー迷惑この上ない。

 閉場も近くなったのであと少し回って帰ることにする。 たまさんとHit君とで再び一緒に回り始めた。 フィルムも余っていたのでなんか撮っておきたい。 あれ?閉場5分前だというのにこの人だかりはなんだ? ってT's SYSTEMのブースか。 終日人だかりが消えないとはやっぱ宮川さんは凄いね。 私も数枚撮っておこうかな。

 撮り終わるとたまさんとHitくんがなにやら興奮している。 どうやら近くのブースにあったマルチの水着フィギュアに感動しているようだ。 ん〜?なんの変哲もないマルチじゃないか。 なんか凄いの? どれどれ...「うわスゴ!」なんじゃこりゃ。 確かに目立つ部分はまるでないのだが、全体的なまとまり間がパーフェクト! どんな作品だったかはたまさんのページで紹介してるのでそっち見てみて下さい。

 しかし、よく見ないとコレのすごさが分からないってのには考えさせられました。 展示方法も地味だったし、作品も小さいので、普通に通ってたらT'sの方ばかり見て、気づかなかっただろうな。 現に終了間近の今まで気が付かなかったのだから。 展示方法とブースの場所というのが如何に重要なのかと言うことを改めて思い知る出来事でした。


 でJAFCONも終了し、ゆりかもめ乗って山手線乗って東京駅。 たまさんと3週間後に会おうと誓って別れ、新幹線ホームへ。 東京か...。 いつ来てもいい街だ。 自分も東京に住みたかったな...。 でもいいさ。 また帰ってくるもの。 半年に一度の里帰り。 ここが俺達の第二の故郷さ。

 帰りの新幹線では私とHit君とHit君の連れのもう一人で、3人並んで自由席へ。 私は行きでやり残したパーツのヤスリがけを開始。 Hit君は戦利品パーツチェック。 もう一人は模型本を読み始めた。 Hit君なんてセーラーサターンのキット抱きしめて「幸せ」とか口走るし。 なんなんだコイツらは。

 で、結局戻ったのが23時40分。 いやー、充実した1日だった。 客としてこういう大きなイベントに参加するのは久しぶりだったので凄く楽しかったです。 ディーラー参加も楽しいけど、たまには一般参加してみるのもいいものですね。 来年も行こうと思います。 ディーラー参加も考えてみようかな。


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